ちょっと奥さん。この映画、ロッテントマトで100%高評価された作品なんですよ。やばくないですか?(2022年10月現在、100%高評価→https://www.rottentomatoes.com/)
ドイツの映画でサイコスリラー?サイコサスペンス?と思ったら、むっちゃミステリーでしたわ。
謎解き大好きなそこのあなた・・・出番ですよ!(なんの)
ネタバレありなんで、まだ観ていない人はご注意ください。
映画「カットオフ」の簡単なあらすじと概要
- 監督:クリスティアン・アルヴァルト
- 製作年:2018年
- キャスト:モーリッツ・ブライブトロイ、ヤスナ・フリッツィー・バウアー、ラース・アイディンガー、ウルス・ユッカー、ファーリ・オーゲン・ヤルディム ほか
検死官のポールはある日、不可解な遺体を解剖し、体内から自分の娘の連絡先が書かれた紙を発見する。愛娘が危険な状況下にいると知り、ポールはとある女性リンダに解剖の依頼をすることに・・。
なんと〜!あの人体実験映画「es」の主演のモーリッツ・ブライブトロイが出演ということでそこに反応しました。es、なかなかエグくて胸糞なんだけど、面白い作品なんです。
映画「カットオフ」のネタバレ感想
サイコスリラーサスペンス?こりゃミステリーですな
冒頭の解剖シーンの不気味さから「こりゃサイコサスペンス・・スリラー」と思いきや謎のオンパレードでめっちゃミステリーでした。
たぶん謎解きやミステリーが好きな人はきっと血が騒ぐ。
解剖することでヒントを得て、ほんで愛娘の誘拐があったから本気で必死にその謎を解いて解いて解きまくる。もう頭は娘のことで頭一杯だから無理難題な要求を平気でする(リンダに対して)
犯人を突きとめることは同時に娘の奪還につながりますからね〜話が進むにつれて新たなキャラクターが続出で「あんた誰!」な展開もあるけどどれも重要な存在で、点と点が繋がっていく様はきっと快感でしょう。
私は「ま、、待ってくれ!」て思いましたけども笑
言い訳させて笑! 1度目は片手間で観てたから・・・だからなんだ・・・!!笑
解剖シーンと胸糞シーンにはご注意
SAWやファイナルデッドシリーズのような血飛沫こそないものの、解剖シーンのリアルな描写が、ちょっとグロい。
いっちゃん最初に出てくる遺体は顎が欠落してて犯人のサイコっぷりが伺えます。
さらにレイプシーンも割とリアルでかなり胸糞。レイプされた女性を自殺に追い込もうとする神経が観てて苛つき通り越して気分悪くなります。まじで注意。
死体が謎解きをする上で重要なファクターだもんでどうしても遺体が映ります。
でもこういうリアルさがサイコっぽさをさらに演出するので、気分悪いけどかなり攻めてるな〜とは思いました。
てかこれはかなり個人的な意見ですが、ドイツやフィンランドとか北欧系?の映画って胸糞なシーンって結構エグい
ツッコミどころ
多分観た人も思ったであろう、リンダという一般人があそこまで解剖できますか?って話。それに見ず知らずの電話の相手に「お願いだから!」って言われてやりますか?ってのが最大のツッコミ。
それと登場人物や事柄が多すぎて、結構画面に食いついて観ないと追っていけない。何かしながら片手間で観ると迷子になります(私)ミステリー好きの人からしたら血が騒ぐかもだけど。
そう、詰め込みすぎって突っ込んでる人がチラホラいて、確かに気持ちはわかると思った。リンダの元彼の存在とか「いる?」と思ったしそもそもリンダに解剖させるところもカットしてポールがやるのでも見応えあったのでは?とも思う。
けど、その複雑な人間関係があるからこそ謎解き甲斐があるし世界観に浸れるんですよね〜これをゴチャゴチャしていると捉えるか複雑すぎて燃えると捉えるか観る人で分かれそうよ。
ただ、ミステリー好きはまずハマること間違いなしです。