映画「アンビュランス」をアマプラで鑑賞しました〜
カーチェイスとブッチギレのジェイク。
マイケル・ベイ監督ならでは(?)のドッチャンガッチャン具合が炸裂。
全体の感想としては、うーーーーーーん・・・まぁ・・・普通でした。
アンビュランス(2022年製作)の概要・あらすじ
- 監督:マイケル・ベイ
- 製作年:2022年
- キャスト:ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、エイザ・ゴンザレス ほか
アンビュランス(2022年製作)のネタバレ感想
ウィルかわいそう
いや、ダメなんだけどさ、彼の行いは絶対ダメなんだけどさ、ちょいちょいウィルの人間としての善が描かれているわけ。
ダニーは生粋の悪って感じだけどウィルは違う。
だから最後の最後まで「ウィルやめなよ・・・」ってこちらの感情を誘う。
救急隊の女性も同情してるシーンぶっ込んでくるからそういう風に見せたいんだろうけど。
ダニーは犯罪者で悪者っぷりが凄かったけど、無計画と強引さが目立つ。雑!
よくこんな脆い計画にウィルも乗ったもんだ。それほど切羽詰まっていたのだろうって感じだけど。
ツッコミどころ
救急隊の手術シーンや手当てのシーンはツッコミどころ否めなかった。あんなに揺れる車内で手術・・・リアルさは欠けました。
手術中に覚醒してウィルにパンチされて気絶とかコメディ感ありましたしね。
っていうかマイケルベイ監督ってこういうスタイルらしい(私この監督のこと詳しくなくてですね…)細かいこと気にしたらダメーーー!とのことで。
凝ってるとか、ひねりをきかせるとか、そんなのよりも映像!とのこと。確かに映像はドッチャンガッチャン凄かった。ゴチャゴチャは感じませんでしたよ。ただドカーンガチャーンがエンドレスって感じでした。
「いいか!これはカーチェイス映画だ!」と言わんばかりに。
これぞマイケルベイの映画!って声も聞きましたしね。
最後は人間の善にフォーカス
追い詰められて最後捕まって終了となる展開かと思いきや、ウィルが報われるシーンを最後の最後にもってきた。
まぁ至る所にウィルの人間性を映し出してたしね、こういう終わりにするための伏線って感じでしたね。
悪は善には裁かれないけど、善は善に裁かれるって感じでしょうか。
ていうかさ、キャムはあれよね?一種のストックホルムシンドロームになってたのよね?でもこれが功を奏してか、キャムの成長に繋がったというオチな気がする。
次の見出しで説明します。
ガッツリ考察。ラストの女の子とキャム
ラストにキャムが冒頭で搬送したリンジーが映りました。
リンジーはキャムに「離さないで」と言います。そしてキャム泣く。
このシーンが意味するものとは。
一言でいうと、キャムの成長・・・って感じに思えた。
というのも
私が思ったのは、キャムって搬送中は絶対に生かし続けるテキパキ指示する有能な人。でも患者のこと搬送後は一切気にかけない人間。仲間内には冷酷な人とも言われてた。
仕事はできるけど、あくまで仕事だからやっているって感じ。
でも今回の兄弟劇の人質になり、ウィルに感情移入(てかストックホルムシンドロームな気がするけど)。瀕死のウィルが病院に到着したあと、本当ならすぐに逮捕されるべきなのに、キャムはウィルの肩を担いで救おうとします。それはキャムの仕事魂とも捉えられますが、すでにウィルに感情移入しまくりだし、命の大切さをより一層感じているから。
この流れで、冒頭で搬送した少女リンジーのベッドに向かうキャム。これもキャムにしたら珍しいこと。
キャムがリンジーの元へ向かう途中、女性医師と遭遇します。この時の女性医師の表情!なんか「あなた・・変わったのね」とでも言いたそう。
そして少女リンジーがキャムに対して「離さないで」と言う。(冒頭でキャムと少女の手がアップされていたのここで活かされてるわけですね)
それは “患者はあなたのことをずっと覚えているんだよ” って表現したいのかとも、と私は受けとりました。そしてキャムもその言葉をかみしめる。
キャムは、災難しなくりのハードな体験をしましたが、この経験により、よりハートフルな、患者想い、命の大切さを学んだ・・と言った感じでしょうか。
最後はすっごい道徳的ていうか感動仕立てでしたね〜
全体として、ツッコミどころあるけどド派手なアクションに暴走しまくる救急車とカーチェイス、頭を空っぽにして観る分には楽しめると思いました。
ジェイクギレンホールのキレ演技も面白いですしね。目力すごいんよ!もうw
まぁ、そんな感じです。普通でした!