ジェシカ・チャスティン主演の暗殺者映画「Ava」(エヴァ)のネタバレ感想をお話しします。
結論から言うと、微妙!なんか中途半端でツッコミどころ目立ってしまった。
彼女のアクション演技はキレがあってよかったし、女暗殺者ってかスパイ映画あるあるの誘惑シーンからのドンチャン暴れる映像は見ものでしたけど!
ジェシカ・チャスティン主演「AVA」のあらすじ・概要
- 監督:テイト・テイラー
- 製作年:2020年
- キャスト:ジェシカ・チャステイン、ジョン・マルコビッチ、コリン・ファレル ほか
AVAのネタバレ感想
どんな映画って聞かれたら、職業が暗殺者で且つ病んだ女性の人生物語って感じでしょうか。
途中までスパイ映画かと思っていたら暗殺者でした。そんな大差ないでしょうが。スパイでも暗殺者でも。
女暗殺者のゴテゴテアクションムービーかと思いきや、暗殺者としての行為はメインではないですね。
彼女の人生模様がメインなので一般的なスパイアクションや暗殺者アクションムービーを期待すると物足りなさを感じるかも。
最初にのシーンはすごく良かったんですよ。暗殺者がターゲットを誘惑して軽やかに、そして巧みに殺すシーンていうか。女性暗殺者映画のあるあるのパターンですけど、その先の展開に期待しちゃいます。
ま、そういうテンションで観続けたわけですが、おやおや・・このスパイ結構闇を抱えているな?病んでいるな?とわかるわけです。
そしてその悩みが、一般人と同じような感じ。暗殺者として、身を隠して窮屈な思いをしているとかジレンマを抱えているとか、そういう悩みじゃないんですよね。妹の今の彼氏とわだかまりがあったり、親の存在だったり。
まずちょっと「ん?」と思ったのが、組織の規模感。
スマホで組織とやり取りする電話で、管理番号とかコード言って、結構しっかりした大きな組織かと思いきや、登場する人物は限られています。
故に身内の小さい暗殺者集団て感じにも見て取れます。ちょっとパッとしないんですよね。
別の殺し屋サイモンが、直接エヴァを襲いに来るシーンも迫力に欠けるんですよね。しかもエヴァにことごとくボコボコにされているし、もっと優秀な人送りこめばいいのに、なんで直接手を下す?スナイパーとかでもいいじゃん。なぜ素手になるような状況にした?とツッコミたくなってしまった。
拍子抜けしました。サイモンって組織の上部にいる人でしょ?なら、もっと派手にエヴァをやっつけて欲しいのに、しかも最後エヴァから逃げ惑う姿もあって、あっけなくやられるという。
そしてツッコミたくなったのが最後ですよ。最後!
家族に出国を促すようにしたエヴァ。その後にサイモンの娘らしき人に後をつけられる姿がありましたね。この時点で終了です!
えーーーー!!!!
これは、サイモンの娘に復讐されると予想させるシーンだったのでしょうか。あるいは続編を期待して良い終わり方なのでしょうか。
とても不完全燃焼で終りました。
でも考え方を変えるとですよ、このあと続編が作られて、その続編が面白かったらこの映画全体を通して評価できるんですけど、このまま続編もなく終わるんだったら、暗殺者映画としてはいまひとつって感想の域を超えないです。
アクションシーンもガッツリありましたけど、組織の裏切りを演出するならもっと大胆に、ひねりをきかせて欲しかった、、、
ジェシカ・チャステインがアクションするなんて観たことなかったら期待したけど、思ったよりキレキレで(もちろんスタント使用しているでしょうけど)演技感のあるアクションではなかったので良かったですけどね。
そんな感じ!