なにこれ泣ける。コナン黒鉄の魚影ネタバレと新蘭の私が思ったこと(ついに鑑賞しました〜!)

映画バタフライエフェクトはカオス理論についての理解が深まる作品【ネタバレ感想】

バタフライエフェクトといえば “カオス理論” と一緒に話題にあがることが多いですね。

これまで幾度ともなく日常会話で「カオスだわ」と発言してきましたが、この映画がきっかけでカオス理論、そしてバタフライ効果がどういったものなのか理解することができました。

単純に映画を楽しんでも良いし(タイムパラドックス要素もあって面白い)カオス理論とバタフライ効果を可視化した作品として楽しむのも良さそう。

今回はこの映画「バタフライエフェクト」についてをカオス理論、そしてバタフライ効果に触れながらお話しします。

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映画バタフライエフェクトのあらすじ

概要

監督エリック・ブレス
製作国アメリカ
製作年2004年
原題The Butterfly Effect
上映時間114分
ジャンルSF、スリラー
キャストアシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット ほか

あらすじ

時折、短時間の記憶を喪失することがあった少年エヴァンは、医師の勧めで治療の一環として日記を書き始める。大学生になり、記憶喪失の症状が丸7年起こらなかったことに喜び、日記を読み返すと、その日記に書かれている過去の時点に戻れる能力がある事に気づく。自分のせいで幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまった事を知ったエヴァンは、過去に戻り運命を変える事を決意する。 出典:https://ja.wikipedia.org/

ざっくり言うと、少年エヴァンが過去に戻って現在と未来の出来事を変えたりするタイムパラドックス的な作品です。

タイトルのバタフライ・エフェクトの意味

それではここで、バタフライエフェクトについて説明しますね。

日本語ではバタフライ効果(エフェクト)と言われることが多いです。

バタフライ効果(-こうか)とは、非常に些細な小さなことが様々な要因を引き起こしだんだんと大きな現象へと変化することを指す言葉である。 出典:http://dic.nicovideo.jp/

この表現、何が言いたいかというと、小さな行動や原因が、やがて大きな結果を生む可能性あるよね。結果を左右するよね。ってことです。

そしてこのバタフライ効果を表す有名なフレーズが

「北京で蝶(バタフライ)が羽ばたくと、1ヵ月後ニューヨークで嵐が起こる

ってやつ。(聞いたことあります?私は知りませんでした。)

これは遠く遠く離れた場所でとてもとても小さな蝶が羽ばたいただけなのに、それが原因で(きっかけで)1ヶ月後にニューヨークで嵐を巻き起こした」と言う意味。

つまり、小さなことでも、やがて大きな変化をうむ可能性があるよねってことです。

で、そのバタフライ効果を唱えているのがカオス理論です。

カオス理論とは

気象の変化や電気回路の振動、生物の神経系など、複雑で一見予測不可能な現象を研究する学問。
出典:https://kotobank.jp/

上の説明ですとちょっと難しく聞こえますが、ざっくり言うと未来の結果を100%確実に予測できないこともあるよねってことです。

初期設定の値がどれも同じように見えても僅かな差で未来は大きく異なることもあり得るわけです。

たとえば天気について説明します。

天気って予測不可能ですよね。だいたいは当たる確率が高いけど、100%確実に当たることはありません。

カオス理論が生まれる前は「未来を予測できる式さえあれば未来のことなんて100%予測できるであろう」って言われていたんです。

そういう素晴らしい式があるんだったらね。

でもそれを「いやいや、天気なんて予測する式が超複雑すぎて絶対に100%予測することなんて無理だよ」って否定したときに使われたのがこのカオス理論。

カオス理論の名前の由来

カオスって直訳すると渾沌(こんとん)って意味で物事が服雑で収拾つかない状況のことを言います。

で、このカオス理論として有名なのがバタフライ効果ってことなんです。

バタフライ効果は小さな行動や原因が、やがて大きな結果を生む可能性あるよね。結果を左右するよねということでしたよね。未知数で全く予測がつきません。

イメージとしては、カオス理論に含まれる1つとしてバタフライエフェクトというものがあるって感じ(と私は捉えています)。

では、映画に話を戻します。

【ネタバレあり】映画「バタフライエフェクト」の私の感想

大きく2つあります。

1.カオス理論を頭にいれて観るとおもしろい

ちょっとだけ初期条件を変えただけで、その後の挙動がまるで違ってくるのがカオスの現象
出典:http://www.rui.jp/

↑この初期値ってのが映画の中のこの”出来事の時”こうなってたらきっと未来は違っていただろうって出来事に当てはまります。

つまり、タイムトラベルで過去に戻った時点が初期値にあたります。

で、未来へ進むにつれて「あのときああしていればこんな結果にならなかったはずだ」とかいろいろ思ってくるわけです。

そして「未来の結果を変えるために戻らなくちゃ!」って感じで初期値に何度も戻ってその後の結果がどうなるのか経験するんですよ。

やがて最終的には「これだ!こうすれば未来はああなるだろう」って初期値を選択するようになるんですね。(未来は未知数なのだけど)

こんな感じで初期値云々ってのを考えながら観たので、よりカオス理論のことがイメージできたように感じました。

タイムトラベルでいくら過去に戻って初期値を変えても未来はどうなるかはその未来になってみないとわからない。

実際に「こういう選択を過去でしていたら未来はこうなるだろう」と予測しても、必ずしもそれ通りになるとは限らず、だから彼は何度も戻るのです。

そう、彼は、戻りまくるのです!笑

自分が望む未来のために、初期値を修正するために何度も試みるのです。

単純にタイムトラベルを描いた作品だったら何度も戻ってその後の変化を多く描いたりはしません。

バタフライ・エフェクトというタイトル通り、彼が過去に戻ってからの行いが未来にどう変化を加えるのか、そしてその未来は未知数という描写が見せ場でもあるなと。

2.最終的に主人公エヴァンが選んだ初期設定について

様々な初期値を変えようとした主人公のエヴァン。戻りまくってましたからね。

それぞれの初期値と結果を何通りも体験したエヴァンが「最終的にどんな初期値にしたのか」ってわけですが、最終的には大切な存在を守り、自分の望む未来を手放します。

結局自分の望みを完璧に叶える未来にさせることが、できなかったわけですよね。

切ない終わりではあったけど、でもこの選択もカオス理論を表現している気がして個人的には良い終わり方かなって思いました。

アンハッピーだけど、この映画だったらそれもしっくりくる的な。

未来は、未知数なんです。予想しても、外れることがある、それが人生って教訓としても捉えられる。

まとめ

ということで、バタフライ・エフェクトを観たのがきっかけでバタフライ効果やカオス理論を知れたのが映画への理解に繋がったような気がして、良い勉強となりました。

(私の理解がどこまで正しいかわからないけど、ざっくりした理解はできていると信じたいw)

単なるタイムパラドックス・タイムリープ映画ではない、というところにも魅力を感じる素敵な作品です。

P.S. 映画「バタフライエフェクト」が好きな人はこんな映画も好きなはず

個人的にですが、バタフライ・エフェクトが気に入ったら下記映画もおそらく好きかもしれませんのであわせてチェックしてみてくださいね。

感覚としてはミッション:8ミニッツが内容的に一番近いな~と思いました。

SF・ファンタジー
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