チェンソーマン、面白いですね・・あの世界観。あの不幸感。
あ、私、原作読んでいません。
知識もありませんのでマウントも取りません(取れません)
まじで映画界隈はマウントとって「そんな事も知らんのか」系の人が多くて困るんですが、ここでは私の感想がメインなんで、どうぞお手柔らかに。
一個人の、なんでチェンソーマンが面白いと思ったのかお話しさせてもらいますね。
チェンソーマン
もう説明するのもくどいって感じですが、一応。
チェンソーの悪魔ポチタと契約を交わし、人間と悪魔のハイブリットとなったデンジがデビルハンターとして活動していく話って感じでしょうか。
あのポチタの「ワン!」って声が個人的にハマりすぎて、エンドレスで聞きたいレベル。
この声優さんメイドインアビスのナナチの声と一緒ですよね?井澤詩織さん。
好き!!!
ポプテピピックにもナナチとして出てましたわ・・。そいや鬼滅の刃の白髪の女の子との声も担当していますよね。
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私がチェンソーマン面白いと思ったワケ
原作知らんから、私の理解があっているかも知らん。感想だけだ。
主人公デンジの幸福レベルが低い
これよな・・ちょっとのことで幸せを感じるデンジにまず興味が止まらないのですよ。
デンジってさ、なんであんなに不幸なの?ってところから気になりはじめたんですよね。
借金返済のために悪いおっちゃんに雇われてデビルハンターやってるのに、なんでもう少しまともな生活送れないんですか?
社会からも運からも、ポチタ以外のありとあらゆるものから見放されたデンジに気の毒すぎて、だけどデンジの喜びとか感情の動きは共感できるシーンがあって、次が気になって仕方ないんですよね。
ああ・・そういうところで幸せを感じるのか・・と。
食パンにジャム塗って食べることはアニメを観れている環境下にいる私たちからしたらそこまで難しいことじゃないと思うんですが、デンジはそれすらできずにいる。
女性とエッチなことしたくても、とうに諦めてしまっているけど、マキマの登場でしたくている。
優しくしてくれた人が今までいなかったせいか、優しくされると心動く。
ツラがよければ深く考えずにすぐに好きになる。友達もできたことないから、相手がどんな存在か知らずとも良さげな存在だったら仲良くなりたいと思う。とか。
デンジの場合は貧困や社会からの離脱?からくるものが多い気がするけど、それだけじゃなさげ。
同情かなぁ・・・同情心もあって観ているのかなぁ・・私。
アニメなのに、デンジを見ていると哀れすぎて精神優位性を感じているのか?
それとデンジを見ていると、人の幸福感じるレベルって人それぞれだけど時期によっても変わるもんだよなって思い出すんですよね。
一年前の自分と今の自分では何に幸せを感じていたかって違ったりするもんな。
仮にいま、何一つ不自由な暮らしをしていても、急に極貧になったらご飯を食べられることで幸せを感じるじゃないですか。
ちょっとのことで幸せを感じられるのが良い!て言いたいわけじゃないですよ。そんなこと1ミリも思っていない。
人生の様々なステージで幸福レベルって変わってくるよなって思い出しただけ。デンジの場合は、私たち(普通にアニメを見られる環境にいる立場)から見たらかなりその下のレベルにいて。
レベル付けすることすらかなりひどいんだけど。
なんかこんなこと考えられる要素がてんこ盛りでさ、私こういうこと考えるの好きなんですよね。それで沼ってしまった感じ。
デンジを通してだけど、人の不幸っぷりがここまで残酷に描かれている作品、私あまり知らないから。(探せばあるんでしょうけど)
悪魔でも、良い人?っぽいなら友達が欲しいと言ったデンジ
悪魔は問答無用でブッ潰す派のアキ君とは対照的に、”悪魔でも良い存在なら仲良くなりたい”って言葉に反応した人、私だけじゃないはず。
デンジはエッチな漫画を汚したくないから優しい倒し方?したいみたいだけど、本当の心内はよくわからなかった。ポチタへの接し方からして、本当にデンジは悪魔でも仲良くなっちゃいそうだけど。
ぶっちゃけさ、本来は友達なんて見た目や生まれた家庭、背景、性格なんてどうでもよく、大切なのは “自分この相手と仲良くなりたいかどうか” ってことだと思うんですよね。
良いやつと仲良くなりたいのであれば、自分が相手を良いやつだなって思ったらそら友達になりたいもんですよね。
本来はそれが大事なのに、自分の気持ちを置いといて相手の家柄とか、過去に何かがあったからとか、相手の人間関係とか、リスク回避のために友達になるかどうかを決めるっていうのありますよね。
こんな世の中だからそうすべきってのもわかるし、ここで善悪の判断したいわけじゃないんです。本来友達つくる時の基準ってそうだよなー・・・ってデンジ見て思っちゃいました。それだけ。
話ズレますけど、このシーンはなんか鬼滅を思い出しましたね。デンジのセリフって炭治郎と胡蝶しのぶを足しような発言だなーと思って。胡蝶しのぶは鬼と仲良くなりたいって言ってたし炭治郎は慈悲の心があるし。
んで、アキ君が冨岡義勇的な。
残酷な世界観
私がチェンソーマン面白いと思ったのって、さっきのデンジのこととは別に、この世界観が気に入っているからなんですよね。
なんか呪術廻戦と雰囲気?世界観?構造が似ていませんか?(私、呪術廻戦大好きなんですよ)
あ、呪術と似てねーよ!って意見も聞こえてきそうですが、あくまで私の感想なんで・・・。
デンジが悪魔と人間の合体とか呪術の虎杖悠二を思い出したし、アキ君は伏黒思い出すし・・・マキマは五条悟思い出したし・・。(マキマって 実は超絶すごい人なんじゃない?どうなの!?)
悪魔を倒す、呪いを祓うって似ているし。マキマが鼻が効くのは気滅の竈門炭治郎を思い出しました。
悪魔っていう容赦ない存在をぶっ潰すのがメインだけど、それ以外に個々のキャラの辛い生い立ちだったりもフォーカスされる作品、感情移入できるから好きなんですよね〜。故に、共感ポイントも多々。だから作品の中にどっぷり浸かれる。
呪術廻戦なんてみんな不幸を背負ってきたじゃないですか。その負の感情を呪術に生かしているって感じだし。
って感じで呪術廻戦が好きだから、似たようなアニメは当然興味が湧くわけで・・笑
デンジの言葉に一字一句共感しているわけじゃないけど、私たちって大人になってから社会の残酷さって至るところで目にしてきた節あるじゃないですか。理不尽で、息苦しい思いをしたことだってあるはず。
そんな社会のクソな部分の集大成なのをデンジを通して見ているかのような感覚になるんですよねー・・
声を大にしては言えないけど、あー、そうだよねー、うんうん、そうねーって思えることが面白いにつながっているのかも。
最後に
そんな感じで、私がチェンソーマンが好きな理由をたらたらとお話ししました。
あくまで私の感想ですよ〜(しつこい)
デンジを見ていると辛く感じることも多いけど、でも共感したり、人間の内面の事めっちゃ考えられるのは本当に楽しい。