ゼロの執行人のネタバレ感想いきます。
なんかこの映画、観れば観るほど切ないなー・・と感じる映画。
コナン 映画「ゼロの執行人」のネタバレ感想
人の数だけ、正義ってあるんだなぁ
最初はね、ゼロの執行人をラブ要素目的、最後の安室さんとコナンのアクションのドキドキハラハラ目的で観てたんです。
でも観ていくうちに、犯人の動機やけーべんの橘境子、そして羽場二三一と公安、それぞれの正義がぶつかり合ってて、そしてことの結末に虚しくも感じ、切なくも感じ、なんか泣けてきたんですよね。
正義ってほら、人それぞれあるじゃん。そこには正しいも間違いもなくて、人の数だけ受け取り方や捉え方が変わってくるわけで。
例えば
人を傷つけないことが正義と思っている人は、嘘をついたとしても人を傷つけない行為をする。
逆に嘘をつかないことが正義と思っている人は、人を傷つけたとしても真実を話す行為をする。
正義は素晴らしいことのように扱われがちだけど、使い方によっては残酷な行為にも繋がる。
今回の犯人、日下部は日下部にとっての正義を貫こうとした、そして橘境子もまた、彼女なりの正義を貫こうとしていたんですよね。万人に通ずる正義なんてないから、こうやって一方が正義を貫こうとすると、犠牲者が出ることもある。
だから正義ってなんかこう、難しいんですよね。正義っていうか、自分の中での”正しさ”って言うべきなのかもしれないけど。
犠牲が出る正義ってなんなんだよって感じだけど、人の思想や考えは他人からはわからないし、自分が間違いだ!と思っても人によってはそれが正しさにもなる。
なーんか、こんなこと考えながらゼロの執行人観てたら切なく(というか虚しく?)なっちゃったわけですよ。
いやいや、アニメでそこまで考えなくていいじゃんって感じですが、考えてしもた〜。
そんで最後の橘境子のブチ切れ・・あれも切ないよなぁ。いたたまれないよ・・羽場さん生きててよかったけど、「生きててよかったhappy yeah!!!!!」になれない展開だったじゃん。
結局みんなが悲しむ展開で終わりましたよね。真実を知れてよかったのか、彼女は本当の意味で解放されたのか・・。
橘境子も日下部も、公安を恨んだ時間はなんだったんだってなるし、誰も救われない最後に泣けました。はー・・。
コナンが感情剥き出しに
ちょっとラブ要素にも絡むのだけど、コナンは愛する蘭が関係すると思考回路が鈍ったり冷静になれないじゃないですか。
今回は推理に支障は出てないようだったけど、爆発物がIOTの炊飯器と知って「なんだよ!!」とブチ切れて博士にちょっと叱られてましたよね。あれコナンにとっては珍しいキレ具合。
でも愛する蘭の父親がピンチだったし、コナンも気がきじゃなかったんですよね。必死になって小五郎を守るのは、蘭自身を守ることになるからなんですよね。
小五郎が連行するときに蘭が「電話したのに」って言って泣く姿は切なかったですね。
大事な時にこそそばにいたい存在で、実際そばにはいるんだけどね・・。
んでそこまでコナンが本気になって事件を解明するってこと、安室さんは知っていたから小五郎を犯人に仕立て上げたんですよね。
てか、安室さん的には、小五郎を犯人役にしたのは単にコナンの知り合いだから?それともコナンが蘭のこと好きだからっての知って?
安室さんってどこまでコナンのこと知っているんだろか。
小五郎じゃなくても阿笠博士でもよかったのに、小五郎にしたってことは、コナンと蘭の関係性を知っていたからなんですかね?
私は安室さんのファンではないけれど
最後、拳銃で窓ガラスをバンバン撃ってぶち破るシーンはめっちゃカッコよかった!
安室さんはかっこいいんだけど私は赤井さん派なので・・(派とか言っちゃってますw)
安室さんってたまに「問題ない」って言うじゃないですか。あの安心感すごいですよね。
本当に問題なくしてくれそう!笑
コナン 映画「ゼロの執行人」の概要・あらすじ
- 2018年公開
- シリーズ22作目
東京サミットの会場「エッジ・オブ・オーシャン」爆発事件が発生。現場の証拠品の中に、なんと毛利小五郎の指紋、そしてパソコンの履歴が残っていた。小五郎は逮捕され、コナンは必死に事件の解明を急ぐが、そこにはある悲しい正義が隠されていた・・。
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