最近私がハマったアニメの1つ鬼滅の刃。
言わずもがな、映画無限列車編を観たんですが、めっっっっっっちゃいろんなことを考えましたし、思いました。
面白かっただけでは済まされない感情に、整理するのがだいぶ時間がかかりました。てか整理しきれていないかもだけど。
そしてこの映画をきっかけに、アニメをまた最初から観直し、凄さに気づき、どハマりしていったんです。
このページでは、私が感じたことをそのままガアアアアっと書き綴ったので、チグハグな内容かもしれません。
それでも「そういう見方もあるのね」とどこかの誰かに影響を与えられたら嬉しいなと思います。
特に、タイトルにもあるように、最初は「面白くない」と思ってた人、あるいは一度は観たけど魅力がわからずやめてしまった人に、何か届けばいいなって感じです。
映画「鬼滅の刃」 無限列車について知っておきたいこと(予備知識)
※個人的なメモみたいな項目です。知っている人は飛ばしてください。
無限列車の興行収入
日本を含めた全世界での累計来場者数は約4135万人、総興行収入は約517 億円を記録しております。中でも、日本国内では、累計来場者数2,896万6,806人、興行収入400億1694万2050円を記録 https://prtimes.jp/より引用
日本では400億円突破、海外含めると517億円突破。凄すぎる。
無限列車の対象年齢
映画はPG12という設定。12際以下は親御さんの同伴が必要ってやつ。
確かにグロいシーンありますもんねー。
無限列車は単行本でどこらへん?
でもコミックだと何話まで進んでいるか気になったので調べました。
映画 無限列車はコミック7巻、8巻 です。
遊郭編はコミック8巻の最後〜 11巻 までだそうです。
コミック読んでない私なのでアニメ放送分でしか話はわかりません。アニメでハマったので、このままアニメだけを観続ける所存。
2021年12月5日、鬼滅の刃「遊郭編」スタート
2021年11月には劇場版に追加でシーンを加えた無限列車編が放送。そして12月5日からは遊郭編がスタート。
無限列車編はなんと、テレビ放送 視聴率は23時15分〜とちょいと遅めでアニメなのに6.5%を記録しました。
吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の劇場版「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)のテレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』無限列車編」の最終話となる第7話「心を燃やせ」が、11月28日午後11時15分にフジテレビ系で放送され、平均視聴率(世帯)は6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。https://mantan-web.jp/より引用
「鬼滅の刃、面白くないでしょ」と思って最初は抵抗してた
はい。本題。かなり個人的な内容ですが、お話しさせていただきます。
タイトルにあるように、私は最初は「鬼滅の刃なんて面白くない」「鬼滅の刃?え?つまんない」なーんて思っていたんです笑
じっくり観てもいないのに、知りもしないのに、理由をつけては抵抗を抱いていたんです。
映画の無限列車を観るまでは。
(それでよく映画観に行ったなって感じですが笑)
私が鬼滅の刃は面白くない思っていた理由① あの絵面が好きじゃなかった
本当ごめんんさいって感じなのですが、最初はあのまん丸な瞳にめっちゃ抵抗感を感じていたんです。
アニメってキャラクターデザイン(作画ってやつ?)って結構大事じゃないですか。
少しでも抵抗感がある絵面だとそれが気になって話が全然入ってこない。
私はそういうタチだったので、その段階から跳ね除けていたんです。
私が鬼滅の刃は面白くない思っていた理由② この時期、ちょうどヒーロー映画に対する懸念を感じていたから
ヒーロー映画って楽しいですよね。スカッとするし、本当、神話の法則にのっとってまあ、面白い構成になっている。
柱っていうとてつもなくすごい人、鬼滅隊っていう一般人よりかはすごい人、自分よりも何か特殊な力が持っている人が特殊なパワーを使って世界を救う、悪と戦う。
こういうのは万人受けするし、私は犬夜叉が好きだったので、多分ヒーロー映画好きです。
でも、この時はちょっと哲学とか心理学とかにハマっていた時期で、ヒーロー映画ばっか見てたら無意識に身近な場面でもヒーローみたいな存在を求めたり崇めたりしそうな気がして、無意識にですよ、ちょっと抵抗があったんですよ。
おいおい、アニメにそんな影響されるなよ!って言われそうですね。ごもっとも。
ですが、私たちって映画やドラマ、アニメなどから無意識にも生活や考え方が変わってしまうようなことありませんか?
政治の世界や、宗教の世界、身近なコミュニティなど、ヒーローなんて求めなくても自分の人生は変えられるのに、自己肯定感の低さから「自分ではどうにもできない、現状を打破してくれるヒーローが必要だ」なんて思ってしまうのは、そういったエンターテイメントの影響も多少なりともあるだろうな・・・なんてちょうどその時思っていたんですよ。
わかってます。考えすぎですよね。
今はそこまで固執していないです。現に鬼滅にハマっていますし。
ヒーロー映画はあくまで作り物。多少なりとも無意識下に影響はあるだろうけど、「これはヒーロー映画だ」と認識して観れば問題ない、というのが私の今の着地点にいます。
私が鬼滅の刃は面白くない思っていた理由③ 評価されすぎると逆に観たくなくなるという反骨心
私・・ひねくれているかも笑
あまりに人気すぎると、見たくなくなる奴いますよね。私です。
しょうもない理由でしてね、流行りに乗っかりたくないっていう素直じゃない気持ちだけなんで、堂々と「鬼滅なんて面白くないと思ってた理由」ではないですね^^;
まずは率直に感じた感想|劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を観て脳がパンクした
※ネタバレありまくりの、率直な感想。無限列車編の凄さや見どころ的なのはこの後お話しします。
重ねて言いますが、私は鬼滅の刃が好きです。その上で率直に感じたまま良いことも悪いこともお話しします。
ゴリゴリのヒーロー映画だな・・・
映画全体はまぁ最高に面白かった。その上でやっぱり感じた
ヒーロー映画だな・・。
煉獄さんって、ゴリゴリのヒーローっていうか、 正義感の塊みたいな人。
まぁ時代柄もあるんでしょうけど、 あんな正義感のお手本みたいな人、現代では滅多にいませんよね。てか出会ったことないかも。
あんな正義感を漂わせなくちゃいけないシチュエーションにもまず遭遇しませんしね。
鬼滅の刃は、敵が鬼ですから、正義感は話の内容的に切っても切れないものでしょうし。何せ、悪を倒す内容ですからね。
この無限列車が公開されて以降、SNSでは煉獄さん煉獄さんと悲しむ声、崇める(ような)声、 何する声が後をたちませんでした。
つまり、 この世の中に煉獄さんほどの正義感ある人はいないことに気づいてはいるが、そういった人を求めているかのような、ある種、幻想を求める声が多かった。
「悪を倒すヒーローってすごい!」って感情が乗っかっているんじゃないかと私は思ってしまったんです。
あくまで各々の感想ですし、ヒーロー最高!って感想に特別危機感を抱いているわけでは無いけど、私たちの心の奥底にはヒーローを崇めたい・・そういう欲求が渦巻いていて、そこを刺激されるのかな・・って。
これ、上述しましたけど、私はヒーローは存在しなくて良いって考えるたちなんで、「うーむ」とはちょっと思っちゃいました。
でもこれを言ったら全てのアニメの存在意義・・・って話にもなるんですけどね。(おい)
そして自己犠牲によるあの結末ですよ。正義のヒーローだけど、悪と戦い懸命に戦い己を犠牲にし話は終わる。
自己犠牲を美化していてはいけない
そして煉獄さんは、鬼のとの戦いに敗れ命を落としてしまいます。
これめちゃくちゃ悲しいシーンで、ここで涙する人も多かったと思います。
私も辛く感じました。どうにか復活してほしいと思ったし。
でも、死ぬ間際の煉獄さんのセリフ、端次郎のセリフ、そして死んだ母親の登場・・なんだか自己犠牲が美しく描かれていましたよね。
物語としてはとても感動的だし素晴らしいし私もここですごくうるっとしました。
好きなシーンです。でも同時にジレンマも抱えました。
正義のために己を犠牲にする、それは美しいように見えて美しくはない。
美化なんてできないですよ。生きててくださいよ。って感じ。そんな世界がそもそも間違っている、と私は思うので、自己犠牲シーンはいつも悶々としてしまうのです。
自己犠牲をきれいに描けば描くほど、自己犠牲が美化されているように写ってしまって、私はそれが辛く感じました。
たかがアニメですよ、わかってます。 アニメでそんな影響受けてんじゃないよ言われるの承知で話してます。
でも私たちのこの世の中どこか自己犠牲まぁボランティアもそうなんですけど、己を犠牲にすることを美化する風潮ってあるじゃないですか。
それって別にアニメに限ったことでは無くて。
鬼滅の映画の中で、1番大きく引っかかったのはこれなんですよね。
だからといって否定したいわけではなく、これこそが1番の感動ポイントだし、見せ場でもあるし。
命についても考えさせられますしね。
映画全体としてはすごく面白かったのは言うまでもないんですけど。
映画「鬼滅の刃」 無限列車を観て鬼滅の凄さに触れた気がした
※あくまで私の感じた “鬼滅の刃の凄さ” についてお話しします。
映画「鬼滅の刃」無限列車のここがすごい① 2体の鬼の存在
予備知識ゼロで見たのですが、てっきり無限列車はラスボス的な鬼として魘夢(えんむ)だけだと思いました。
魘夢(えんむ)と戦い、煉獄さんは勝つものと思っていました。
ところがどっこい、魘夢(えんむ)は炭治郎と伊之助が倒すし、倒したと思いきや、猗窩座(あかざ)という上弦の鬼が待っているではないですか!
え!?ここで登場!?
コミックを読んでいないので、猗窩座(あかざ)も映画で初めて知りましたし、こんなクライマックスで映画終わるであろうこの時間帯に上限の鬼が出現するなんて・・・!?
どういう終わり方なんだと思いました。
結局は猗窩座(あかざ)逃げ切りそして煉獄さんは死ぬと言うまさかの展開。
これのストーリーを映画化したのもすごいなと思いました。
これぞ、脚本の力?
だって上弦の鬼が逃げちゃうシーンなんて、一見、不完全燃焼的な感じになるじゃないですか、見る側としては。
それを煉獄さんの死する姿を持ってきてあの感動(と言っていいか分かりませんが)で大号泣のフィナーレ。
映画としてすごくきれいにまとまっているなと思いました。
普通だったら物足りないと思うところをあんな感じで終わらせるのは凄い・・・ですよね。
ちなみに猗窩座(あかざ)って読みかた、最近やっと覚えました。
- 下弦の鬼(壱)魘夢(えんむ)の声優:平川大輔
- 上弦の鬼(参)猗窩座(あかざ)の声優:石田彰(超余談ですが、アニメのNANAの岡崎真一(シン)の声も石田彰です)
映画「鬼滅の刃」無限列車のここがすごい② セリフが素晴らしい
コミックの時点でそうなんですが、 セリフの重み。
コミック読み慣れてない私が言うのは説得力ないかもしれませんが、人気のコミックや売れまくってるコミックってセリフがすごく心に刺さるものが多いと思いませんか。
そう考えると作者さんてめちゃめちゃ頭がいいなと。
どうしてここまで心に刺さるセリフ、思いつくんだよと。
煉獄さんのセリフも、命に関わるセリフ、人とは、人生とは、あのシーンだからこそ余計ズドーンっと私たちの心に深く響く。
煉獄さんのセリフの一例
- 老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ
- 胸を張って生きろ
- 心を燃やせ
- 歯を喰いしばって前を向け
- 君が足を止めて踞(うずくま)っても時間の流れは止まってくれない 共に寄り添って悲しんではくれない
炭治郎のセリフの一例
- 逃げるな卑怯者!お前なんかより煉獄さんの方がずっと凄いんだ!
- 煉獄さんは負けてない! 誰も死なせなかった!
- お前の負けだ! 煉獄さんの勝ちだ!
特にラストシーンの炭治郎が、猗窩座に向かって怒鳴り叫ぶシーン。
そしてそれを近くで聞いていたその煉獄さんの姿。これも大号泣した人が多かったでしょうね。煉獄さんの気持ちになって観た人も多いんじゃないでしょうか。
少年が他人である自分のためにあそこまで必死叫び、心から涙している・・ここは泣けますよね・・。
私は泣けないたちなのでウルっときたものの泣けませんでしたが、でも泣きたくなる気持ちはすごくわかりました。あれは辛い。
Twitterでも「涙腺崩壊」「大号泣」「ボロ泣き」という感想があとを絶ちませんでしたしね。
私は映画を観に行ったのが、公開後しばらく経った頃なんで客席に空席が目立っていた時期でしたが、あれがもし満席だったら、ラストのシーンですすり泣く声が劇場から聞こえていてもおかしくないだろうなと思いました。
映画「鬼滅の刃」無限列車のここがすごい③ 日本人としての誇り
舞台が日本、そして大正時代。
衣服や街並み、人との関わり合い、今とはまるで違うけれど、本質的な和の心や義理人情は私たち日本人に深く根付いているはず(と、私は思いたい)。
日本人として(というと語弊があるかもですが)、人としての生き方。伝統を守る姿勢、他者を思いやる心、助け合う和の心、そういったシーンに感化された人は多いのではないでしょうか。
所詮アニメだけれど、私は和の心を刺激された気がして。なんの変哲もないシーンでも何かと心の琴線に触れるのです。鬼滅の刃は。
こればっかりはうまく説明できない(語彙力;)のですが、薄れゆく日本人としてあり方に悲しさを覚えているからなど思いました。
別に日本人とはこうあるべき!とかそういう話をしたいわけではなくて、私たち日本人には受け継がれてきた大切なものがあります。伝統や思想感や人との関わり方など。
それがなくなってきている現代・・と個人的に悲しい感情を抱いているから、それらを思い出させてくれる鬼滅の刃はすごいなって思わずにはいられないのです。
映画「鬼滅の刃」無限列車のここがすごい④ 音楽が素晴らしい
なんか音楽そのものよりも物語に感化されてるからよく聞こえるのかも・・・って感じですが、テーマ曲の炎、そして煉獄さん登場シーンの歌がとてもリンクしてて泣けます。
公式の無限列車編のサントラCDは発売されていないっぽい?ので、YouTubeでしかいまだに(2021/12時点)聞けませんが。
煉獄さんシーンの音楽は威厳や正義感、ヒーロー感を感じます。
こちら↓↓のYouTubeの M06 7:49から開始される曲が煉獄さん登場でよくかかっているテーマ曲。
テレビ版の竈門炭治郎のうたもかなりグっときましたけれどもね。
このサントラに収録されているやつ↓(てかこのサントラかなりボリューミーですね)
まとめ
劇場版鬼滅の刃「無限列車編」を観て私が感じたことを、いいことも悪いことも全てお話しさせていただきました。
だいぶ私個人の思想や哲学にも影響された個人的な内容となってしまいましたが。
もしここまで読んでくださった感謝しかないです。ありがとうございます。
この映画を見ときいたのをきっかけに、鬼滅のアニメにもはまりましたし、鬼滅の刃の凄さも知れて本当に良かったと思います。
まぁ、自分の中での凄さ、なんですけどね^^;
と、いうことで 今後は、遊郭編を楽しみたいと思います。