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【恐怖】人間性が崩壊していく人体実験映画es(エス)が怖すぎる。セルフイメージの暴走が現実を破壊していく【ネタバレ感想】

ホラー・スリラー

今日は人体実験の映画「es」についての感想をお話しします。

前から観てみたいと思いつつ観ていなかったのですが、ちょっときっかけがありまして観てみたんですね。

結論から言うと、精神えぐられる内容でした・・怖かった。人間の精神って奥がとても深いですね。当たり前だけど、精神は現実をも変えてしまう。(当たり前か)

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es -エス- の概要

概要

監督 オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作国 ドイツ
製作年 2001年
上映時間 119分
ジャンル サスペンス
キャスト モーリッツ・ブライブトロイ、クリスチャン・ベルケル、オリヴァー・ストコウスキ ほか

あらすじ

スタンフォード大学の心理学部がある心理実験を行った。それは一般の男性20名の被験者を無作為に「看守役」と「囚人役」に分け、学内の模擬刑務所に収容するというもの。
初めは被験者の彼らは簡単なアルバイトと考えていた。しかし、実験が進むうち、「看守役」の攻撃的な振る舞いはどんどんエスカレートしていく。反対に「囚人役」は卑屈に服従するようになる。
やがて模擬刑務所内は実験という枠組みを越え誰にも制御不能の状態になってしまう。

軽いバイト感覚で実験に参加してみたら、役になりきってしまいとんでもない行動起こす人間たちを描いたストーリーです。

キャストの主な出演作

モーリッツ・ブライブトロイ

ワールド・ウォー Z(2013)、ミュンヘン(2006)、ラン・ローラ・ラン(1999)ほか

クリスチャン・ベルケル

エル ELLE(2017)、トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2016)、ワルキューレ(2009)ほか

es -エス- のみどころ

人間が(特に看守役が)どんどん変貌していくさまが1番のみどころかと思います。

もとはごく普通の一般人だったのに実態実験に参加したことをきっかけにセルフイメージが暴走し、観ているこちらが「これがほんとに実話なの?」「本当にここまで人間って変わる?」と思ってしまうほどの変貌。

囚人はどんどん支配されていくし
看守はどんどん独裁者になっていく

特に看守の良心がどんどんなくなっていく様に注目。

es -エス- を観た私のネタバレ感想

人間が常に思っているセルフイメージ(=私はこういう人間だと思い込む)というのは、それが良い方向に(他人に害がなく己の中で完結するもの)であればどんどんすべきと思います。

思えば思うほど自分がイメージした人間像になっていくのは有名な話だし、活用したいテクニックではあります。

スピ系や自己啓発系なことはあまり言いたくはないですが、「私は満たされている」とか「私には必要なものが揃っている」程度のことだったらいいですが、例えばそれが今回の作品のように独裁者だったら他人へ対しての害が計り知れない。

囚人役や看守役になった人たちはそれぞれ「自分は囚人だ」「自分は看守だ」というセルフイメージが定着していきます。

単なる実験という、前提が完全に消え失せてしまうほど。

最終的には独裁者側は他人の精神を崩壊させてしまうほどその役になりきってしまう。恐ろしいですね。

「自分はこういう人間だ!」と思えばそういう人間にふさわしい行動をとるようになり、やがてそのような人間になる。

ちょっと話がズレますが例えば職業の制服。制服を着ているのと着ていないのとでは業務の生産性が異なると言われていますよね。制服を着ることでオンオフが切り替わったり責任感を感じるようになる。この職業をしている私!と自覚が身に付く。
このような制服による心理的効果もセルフイメージと近いのでは、と身近な例の1つとして挙げさせていただきました。

さすがに人権的にもアウトだと思うしこんな実験もう行われないと思いますが、わたしたちが人間である以上、ちょっと理解できる部分でもありました。決してあんな風にはなりたくないけれど。

この映画が話題になった理由はわかりませんが、でもテーマが人間の内側をフォーカスしていて、幾らかの人は、なんとなく理解や共感した部分があるから・・なのではないでしょうか。

人間は、このような閉鎖的な空間に閉じ込められると人間の心の奥底に眠っている “植え付けられれた固定観念” が顕著にあらわれるのかもしれません。

今回看守役だった人は人間の支配欲が露骨にあらわれたのだと思うし、囚人役だった人は、「自分は罪を犯したのだから従わないといけない」という道徳観(宗教観?)があらわれたのでは?とも思います。

ちょっと話が脱線しそうです。

まぁ、最終的に超ぼんやりと私がまとめた感想としては、

自分がネガティブな人間だと思い込んだらネガティブな人間になるし
自分がポジティブな人間だと思い込んだらポジティブな人間になる

これをうま〜く自分の人生に取り入れたいもんですね。ってことでした。

内容的には超重いですけどね。(実話を題材としていますが、ちょっとフィクション加えていますけど)

es -エス- はこんな人におすすめ

このエスは下記にあてはまる人におすすめです。

  • 人の心理について考えるのが好きな人(心理学が好きな人)
  • 自己暗示とか潜在意識とかそうゆう系の話が好きな人
  • 人間的なホラー映画が好きな人(お化けとか未確認生物が出るとかではなくて)
  • サスペンスが好きな人
  • ドキュメンタリーや実際にあった話が好きな人
  • 精神が安定している人(精神えぐられるので注意です)

何度も言っちゃいますが、これはそこそこ精神えぐられるので覚悟して観てくださいね・・

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余談ですが・・・
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ホラー・スリラー
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この記事の著者(私)
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