映画「蜘蛛の巣を払う女」を鑑賞してきました。
結論から言うと、前作を観ていなくても面白かった・・んですがちょっと思うところあり。
と同時にこのシリーズ好きな人には思うところがあるだろうって感じました。
映画「蜘蛛の巣を払う女」
- 原題:The Girl in the Spider’s Web
- 製作年:2018年
- 製作国:イギリス・ドイツ・スウェーデン・カナダ・アメリカ合作
- 監督:フェデ・アルバレス
- キャスト:クレア・フォイ(リスベット)、シルビア・フークス(カミラ)、スベリル・グドナソン(ミカエル)
鬼才デヴィッド・フィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズの最新作。
原作はスウェーデンのベストセラー本「ミレニアム」で全世界で累計発行9,000万部以上の人気作品です。
映画「蜘蛛の巣を払う女」のあらすじ
天才ハッカーのリスベットは、AIの世界的権威のバルデル教授から、核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局(NAS)から取り返したいと依頼される。
リスベットはジャーナリストのミカエルに協力を頼み、プログラムを追っていきます。
しかし裏で動いていた黒幕が16年前に別れた双子の姉妹カミラが関わっていると知り、やがて彼女の罠にはまってしまう・・・。
闇に葬り去った彼女の過去に焦点を当てた内容です。
映画「蜘蛛の巣を払う女」の感想ネタバレ
シリーズ全作観ていなくても楽しめるっちゃ楽しめる
個人的な意見ですが、私はシリーズ作を観たことがあるような・・ないような・・そんな曖昧な記憶のまま「蜘蛛の巣を払う女」を鑑賞したんですね。
内心「話が繋がりすぎてわかんなかったらどうしよう」と思っていたのですが、案外大丈夫でした。
キャストも前作から変わっていたけれど。
リスベットの過去に触れる場面や前作に登場したキャラも出ましたが、そこまでシリーズのつながりを感じさせる要素は私は少ないと思いました。
多分、曖昧な記憶だったらそのせいでって感じでしょうが。
サスペンス映画というよりアクションシーン強め
一見サスペンス映画な雰囲気ですが、実際はアクション要素がたっぷりで、なんていうか女版007って感じ?
悪者を制すってスタンスの女性主人公がヒーロー映画の主人公さながらな演技をする、というか。
ここ、サスペンス要素が物足りないと感じた人もいそうですね。個人的には天才ハッカーとしての映像をもっとぶっ込んでもよかったのでは?とは思う。
リスベットのアクションシーンって、そこまで期待している人いない気がするから。
そいや終始映像が暗〜く独特なのはミレニアムあるあるなんですかね?
そんな中での緊迫感(ハッキングされ焦ったり、部屋を爆破されたり)のシーンは超見応えありましたけど。
鼻が陥没しちゃって特殊なマスクしているシーンもゾっとしてよかった。
スケールがとんでもなくでかい・・ね
最初のシーンでDV夫から奥さんを救っていたので、ヒーロー的な存在で世の悪を倒していくのかなって思ったんです。
で、今度はさらに巨大な悪と戦うわけですが、核兵器まで登場。
世の悪には変わりないんだろうけど、リスベットが食い止めるって設定がもうスケールデカすぎて正直びっくりではある。
まぁリスベットが主人公だし、スケールでかい事件じゃないとインパクトにかけるのかな。
何かとこういうアクション映画って核兵器出てきますよね。これ食い止めないと人類がやばい!みたいな。
どうせ戦うならITの技術で対応してもらいって感じもするんですけど。だってリスベットはハッカーなんだから!これ大事な設定でしょうよ、と。
姉妹の確執。既視感があるなと思ったら
この”兄弟の確執”ってどこかで既視感あるなと思ったら、ワイルドスピードのジェットブレイクですよ!ジェットブレイク!
あれも主人公に実は弟がいて、悪役になっているってパターン。
ジェットブレイクも悪役がとんでもないテロしでかそうとしてそれをドミニクが食い止めるんだけど、このくだりめっちゃ似ていますね;雰囲気はまるで違うけど。
兄弟同士の戦いって需要あるんですかね?
世界を脅かすほどの兄弟喧嘩。血が繋がっているが故のスケール感でしょうか・・ちょいと突っ込みたくなる私がいました。
妹が真っ白に赤ってのはリスベットの用紙とのコントラストを演出させたかったのかな?
まとめ
シリーズ全作観ていなくても、そこそこ楽しめました。
正直突っ込みどころあるし、前作の記憶な私が観たからこそ楽しめた感はあります。
まぁでも女性が主役のアクション映画って個人的にすごく好きでしてリスベットのクールなキャラにはうっとりするものがあります。
ハッキングシーンなどリスベットの天才頭脳が見れるシーンが少ないのは残念でしたけど。
続編はもうないのかな・・?このシリーズ今後も続いてほしいですけどね。