結末よ結末!
ラストまで観てよかったわ〜って心底思った映画。RAW少女のめざめ。
何度「もうここで観るのやめよかな」と思ったことか……
途中まで微妙……つまらない!と思ったけど最後まで観てよかった……
RAW少女のめざめ
- 監督:ジュリア・デュクルノー
- 製作年:2016年
- キャスト:ギャランス・マリリアー、エラ・ルンプフ、ローラン・リュカ、ブーリ・ランネール ほか
RAW少女のめざめのネタバレ感想
最後よ、最後。この映画って。
最後まで観て、やっと面白さを知るって感じよね。
終始「なんかビミョーーーーーーひたすら変態映画を見せ付けられる感じーー」と思っていたら最後に「ああ!そういうこと!!」ってスッキリして終わるっていう。
最後に初めてこの映画のストーリー性を感じた!笑
長っっっ!笑
このラストで少女のめざめの意味がやーっとわかった。
母ちゃんの遺伝ね!そういうことね!
だからベジタリアンとして育てられてたってことね。
それでお姉ちゃんも人食いだったのね〜
お母さんはなんとかお父さんに食らいつくことで、(多分お父さんがサンドバッグみたいになってて)なんとか我慢してたんだろうね。
お父さんかわいそう・・・
娘たちにも遺伝で受け継がれてベジタリアンを植え付けたのに、でもなんで獣医に進んだんだろう。
だって、動物って肉の塊じゃないですか。血も見るし、遅かれ早かれ目覚めちゃうじゃん?って思ったんですけど。
あ、そうそう、この獣医学校もうなんか不気味だったんですよね。それにおかしい。
この映画の世界線でそういう獣医学校って設定なのよね?実際こんな獣医学校なんてないよね?
入学の洗礼として、血液みたいなのをぶっかけられるし、そのままの状態で勉強するし、うさぎの内臓を食べさせられるし、部屋のマットレスを先輩たち?に捨てられるし、いろいろ不思議の世界。
あんなことされたら、退学を検討するレベルなんですけど。
普通の感覚であの学校に入学したら頭がおかしくなりそう。
はぁ?と思いつつも、頭では「まぁ、そういう設定の世界なのだろう」と堪えて鑑賞を続けました。
もうね、作品自体がなんか変態オーラ全開でした。
同じ学校内に姉がいて、姉の関係もわけわかんないんですよね。普通に姉にブチ切れるけど、でも姉の機嫌はすぐ戻るし結局は仲が良い2人。
そんなおねえちゃんも、同じ母親から生まれたお姉ちゃんですから、当然カニバリズム、同じ人食いの遺伝子を持っていたんですよね。
だから妹にも協力的だったし、最終的には妹のルームメイトを殺めてしまった。
そして最後、父親の「解決策を見つけてくれ」っていう言葉の重みたるや。
吸血鬼だったらさ〜、どうにか血を確保する術があれば、しのげるかもしれないけど、(提供された輸血とかさぁ)
人肉となるとどうなるんでしょうね。どう対処するんでしょう?
亡くなった動物で対応するとか?え?もしかしてそのために獣医学校通わせたの?
そういうこと・・・・???
なんか、その対策ってのを観賞後にいろいろ考えちゃいましたね。
カニバリズム映画って、私がこれまで観てきた映画だと、
- 若者が人食い村に迷いこんじゃって餌食になる
- 怪しい町に迷い込んで、人食い一家に食われる
とか、そういうホラーやスプラッター映画にありがちな題材と思うのだけど、この映画はそういった雰囲気はない。
人食いをテーマにした映画の中では珍しい方なのかも?
先ほども言った通り、最後の最後まで、ストーリー性がよくわかんなかったんですよね。ひたすら変態プレイを見せつけられてる感じ。
ストーリー性が全然わかんなくて、このまま終わる感じなのかなって思ったら最後に全ての謎が解けた。
そこに行き着くまで長かったですね。
正直途中で見るのやめた人めっちゃ多いと思いました。
気まずいシーンてんこ盛り
気まずいシーンめっちゃいっぱいありましたね。
まずベッドの中でもがいているシーンは、下着のパンツとお尻アップで映っているし、女性の放尿シーンまである。
さらに目覚めてからは、ゲイのルームメイトと激しい濡れ場シーンもある。
上半身裸のシーンも出るし、陰毛をブラジリアンワックスで剥がすシーンもあるし。
恋人同士や家族とは一緒に観れないかもって思いました。
こんな感じで感想終わります〜
RAW少女のめざめが好きな人におすすめ
似たようなカニバリズム映画で言ったらネオンデーモン思い出すけど、あれ微妙だったんですよね・・
でも好きな人は好きかも・・?
なんか不気味な世界感として、雰囲気が似ている映画だったら下記あたりがおすすめ。
ヒルズオブアイズはカニバリズムって感じするけど・・・