HBO作品って、面白い作品多くないですか!?
私の中では”当たり作品”と勝手に呼んでいます。
これまでたくさんの海外ドラマを観てきましたけど、「うわ。なにこれ面白い」とハマった作品ってたいていHBOだったんですよ。
ま、個人の趣味によっても別れますけどもね!
その中でも特におすすめな作品を紹介したいと思います。
※もちろんですが、全てガッツリ鑑賞して、その上でおすすめを紹介しています。
なんでこんなに面白いん?HBO作品は当たりが多い
ちなみに小ネタとして、HBOって何の略かと言いますとね、Home Box Officeの略なんです。
アメリカのケーブルテレビの放送局。
海外ドラマよく見る人ならよく見かけたであろう砂嵐の映像の中に「HBO」と表示されるあの画面。
フンワアアアアアンって音も耳にこびりつきました。
それでは作品毎に概要と私の見どころポイントを紹介していきますね。
メア・オブ・イーストタウン ある殺人事件の真実
ペンシルバニア州、イーストタウンで少女が惨殺された。
刑事のメアは事件を調査するも、小さな田舎町のため、顔見知りたちが全て事件に関係し捜査は難航していた。
次第に町の住人たちの事情やメアの過去など絡み合い、衝撃の真実に近づいてしまった。
エミー賞16部門ノミネートされた話題作です。
ケイト・ウィンスレットが主演だけあって「HBOだし、つまらないわけなかろう」と思って観たら案の定面白くって。
いっき観ですよ、いっき観!!
前半まではごくごく普通のドラマなんです。人によってはちょっと退屈にも感じるかも。メアのちょっとやさぐれた雰囲気はさすがケイトぉ〜!って思いましたけども。
田舎のちょっと閉塞感あるような、そして事件を描いているんで暗さも重なり、終始重々しい〜感じとリアルな風景が続くんで、前半は「う〜ん、どうかな〜どうかな〜」って感じで観てた。
正直「ケイト・ウィンスレットが出てるんだからこのテンポで捻りもなく終わるはずがない」っていう謎の期待感もありましたけども。
で、途中から「これで終わるわけなかろう」感が強くなっていくんですよね。そうそう、これですよ。
そしてラストの衝撃の “真実” にきっと息をのむと思います。
海外ドラマでどんでん返し的な内容なのレアなので、めっちゃおすすめ。全てがひっくり返るわけじゃないのですが「は?!そうだったの!?」って感情になれるし、ちょっと辛いかも。
私は「え….まじかよ…」と悲しい真実に衝撃を覚えました。ドラマでこんな感情になったのは久々です。
メディア王
巨大なメディア帝国を築き上げてきたローガン・ロイとその一家で起こる地位と権力と金の争いをリアルに描いたドラマ
まじで邦題がこれじゃなければもっとヒットしてであろう作品ですこれ。
メディア王なんて、私最初コメディかと思っちゃいましたよ!英題は「Succession」です。
このままでよかったよね、と鑑賞して思うわ。
とある大企業一家の金と権力のイザコザ劇って感じで、人間の「うわぁ〜嫌だなぁ〜」な部分をこれでもかってくらい描いてくれちゃってるドラマ。
地位と権力って人間を闇に引っ張るよねぇ〜〜〜〜〜。
このドラマを観て私は価値観がちょっと変わったんですよ。
というのも、私、映画やドラマ、アニメって自分の推しキャラができると面白さが一気にUPすると思っていたんです。でもそれが初めて覆されたのがこの作品。
全員好きになれない主要キャラ!!
全員が己のことしか考えてない!全員やばい奴。
(いや、もしかしたら嫌いと思いつつも好きになっているキャラいるかもですが。ケンダルとかw)
全員腹黒い・・笑。シリアスにすっごく腹黒い。
(父親が生贄として息子を刑務所に入れようとしたりする性格だから、まぁ似たような存在が集まりますよね。)
裏切りやあっと驚く展開が絶妙なテンポ感で描かれている。会社トップの父親が築いてきたものに革命を仕掛ける側もカッコよすぎない程度に人間臭い描写も組み込んでて素敵。
「よくまーこんなにトラブル起こるもんかね!?」ってところがまぁドラマらしいけど、でもそんなツッコミを忘れてしまうくらいドロドロ凄くて徹夜で一気観してしまいました。
観終わったあと、権力と地位って言葉がより一層嫌いになるドラマと思いましたね。
ちなみにシヴ役のサナ・スヌークさん、Netflixの私というパズルのスザンヌ役でも出てましたね(どこかで見た顔だな〜と思ったらあの姉さんだったのね)
チェルノブイリ
1986年、ソビエト連邦で起こった原発事故を描いたドラマ。被害を抑えようと現場で戦った人たちと被害者たち、そして事故を隠蔽しようとした人たちを描いている。
チェルノブイリを題材にした作品ってたくさんありますけど、個人的にはことの重大さ・悲惨さが一番分かるのはこのHBOの作品なのではないでしょうか。
めちゃくちゃシリアスで題材的にも、雰囲気的にもすごく重いです。ドキュメンタリータッチな描写でもありますし。
放射能物質に触れた人のその後の症状の進行具合(皮膚がただれてしまう様など)もリアルで見てて痛ましかったです。それほどおぞましい物質ってことがわかる。
だから人によっては目を覆いたくなる、息苦しく眉間にシワが寄りまくりな描写にちょっと覚悟がいるかもしれません。
重い、とにかく重いです。でもだからこそ引き込まれます。
ゲーム・オブ・スローンズ
『ゲーム・オブ・スローンズ』(原題:Game of Thrones)は、ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作としたHBOのテレビドラマシリーズ。中世ヨーロッパに類似するがドラゴンや魔法が存在する架空の世界において、多くの登場人物が入り乱れる群像劇である。出典:https://ja.wikipedia.org/
こんなにハマった作品今までにあったか!?ってくらいドハマリしたのがこの作品です。
一言でいうと、大昔、西洋の地が舞台の権力・地位・金・愛・嫉妬・憎悪・復讐というキーワードがガッツリ入ったドロっっっっっドロの争いごとを描いたドラマです。
先ほど紹介したメディア王に嫉妬とグロとエロと龍とダークファンタジーを付け加えた感じ。
かなりの大型ドラマで7シーズン、10年も続きました。
権力は人を狂わすってのが如実に表れているし、対立しても対話ではなく武力で解決する世界だからまぁおぞましい光景だし血が飛びだすシーンなど目を覆いたくなる。
権力が正しい使われ方されていない象徴として極悪キャラが出てくるのだけど、その中でも善良なキャラもあったのが唯一の救い。ヒーロー映画って愛されますよね。
下ームオブスローンズ はヒーロー的な存在は間違いなくジョンスノウなんだけど、彼がいたから最後まで怒りを爆発せずに保ってられましたわ…。
悪は善に必ずやられるってヒーロー映画要素もあって楽しかったです。
ゲームオブスローンズの詳しい感想はこちらのページにまとめたのでご覧ください。
HBOといえば、パラサイトのドラマ化も進行中
そう、パラサイトの感想ページにも書きましたが、あのアカデミー賞で作品賞に輝いた韓国映画「パラサイト」のドラマ化をHBOが手がけいるんですよ。
『パラサイト 半地下の家族』米HBOでドラマシリーズ化進行中 #パラサイト https://t.co/7TahJWBjJc
— シネマトゥデイ (@cinematoday) January 10, 2020
ぜひパラサイト HBO でTwitter検索してみてください。たくさん出てきます。
大好きな映画が大好きなHBOで製作しているなんて、期待しかない!ということで楽しみにしています。