アイスロードキラーを鑑賞しました。
結論から言うと、まるでドラマの1話を見ているような感じ。B級と言われても仕方がないかも。
物語に深みもなく、感情移入も出来ず!多少のドキドキ感を味わえましたけど….ツッコミどころも結構ありました。
アイスロード・キラーの概要・あらすじ
- 監督:マックス・マグワイア
- 製作年:2022年
- キャスト:サラ・アレン、エリカ・アンダーソン、ゾーイ・ベルキン ほか
アイスロード・キラーのネタバレ感想
山小屋に向かう途中の雪道で、ヒッチハイクをしているカーリーを車に乗せてからとんでもないドライブになっちゃった〜な話で、どの要素も薄くて突っ込みどころ満載でした。
カーリーは金品を盗む目的でヒッチハイカーをしていて、車内でどんなトラブル展開になるのか期待したんです。カーレースとか、とんでもない内容を暴露するとか。
でも結局はカーリーの相棒の彼は以前に自分が盗みを働いたおじさんに呆気なく殴られて木にくくりつけられる(この絵面も滑稽)。
ほんでカーリーが瀕死の状態の彼(ガツンと殴られただけなのにあんな弱まる?その後ボコボコにされた設定?)と出会ったわけですが、タイミングよく死んでしまうところもものすごくツッコミたくなりました。
その後警察を呼んでくるシーンも、カット数?がかなり少なくて、すっごいドラマのワンシーンみたいでした。
さらにヘレンが超親切すぎるところも異常。ヒッチハイク乗せるのはまだわかります。
でもさすがに一緒にホテルまで行くなんてちょっとお人好しを超えてちょっと逆に不気味です。抵抗していた娘の方が正論でした。
人生経験豊富なヘレンは自分と重なるところがあってカーリーを放置できなかったって理由らしいですけど、現実的に考えたらちょっとおかしいです。怖いです。なので個人的には母親の過去にびっくりするような出来事があったりとか、実は母親がとんでもないことするのか?と思ったけどそれもない。
ヘレンは最後までヘレンのままでした。
さらにおじさんの攻撃も陳腐で、壁を斧で壊すシーンは一瞬シャイニングを思い出しましたが、別に迫力もそこまでない演出でした。もっとおぞましい攻撃とか、サイコ野郎だったらまた違ったんだけど・・薪割ってるだけだったしな・・。
しかも娘とカーリーが捕まった際ヘレンが救出に向かうのですが、都合よく現場に入り込めたし、おじさんのんきに薪を割り過ぎ。
薪を割っている背後にヘレンがヒョイって入れちゃうんですよ。マジで薪の要素に笑ってしまって・・。
そして今度は親子そろって拉致られましたけど、そこでもまき割ってて。おそらく火をつけるためにだと思いますが、薪なくても火付けられるでしょうよ!って。
こんな感じで、突っ込みが止まりませんでした。
正直、映画館で観る行く内容ではないです。
あまり個人的には評価できないんですが、最後の最後、ヘレンと娘がヒッチハイクするシーンで、運転士さんが「普段は乗せないのよ」って言うんですね。
“あまりやたらめったら人を乗せるもんじゃないんだぜ、今回みたくやばい展開になるかもよ?”って締めくくりのメッセージに思えてちょっとグッときました。
それぐらいですね。