これまでたくさんの感動映画を観てきたのですが、感動系ではなかなか泣けずにいました。
そんな私でも思わず涙が出てしまった映画を紹介したいと思います。
感動する映画に泣けない私について
いきなり自分紹介すみません。
私は感動系に響くことがあまりなくて、泣ける映画の代表作「永遠の0」とか「世界の中心で愛を叫ぶ」とか、これまでたくさんの感動映画を観てきました。
でもどれもびっくりするくらい泣けないのです。琴線に触れるものって人それぞれではありますし単純に物語が好きじゃなかったからってのもありえると思います。
それにテレビとかネットとかで「涙なしでは観られない」と宣伝されていたり、あるいは友人とかに「これめっちゃ泣けるよ!やばい!」とかおしえてもらうと
そこでなぜか冷めてしまうんです。そういう経験ありませんか?
それに加えて感動系って、なかにはお涙頂戴的に無理くり泣かせようと仕立てているシーンあるじゃないですか。ああいうの覚めてしまうんですよね。
そんな私が泣いた映画はこれだよって感じでお話ししますね。
繰り返しますが、人が感動するポイントって人それぞれなんで必ずしも私のように感動系で泣かない人が私が今から紹介する映画で泣けるかどうかはわかりません m(_ _)m
※ちなみに王道な感動映画含まれます。(にわか映画って言わないでね汗)
号泣してしまいました。感動系に強い私もおもわず感動で泣いた映画
それでは作品ごとに紹介していきます。
号泣映画① オーロラの彼方へ
概要
監督 | グレゴリー・ホブリット |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2000年 |
原題 | Frequency |
上映時間 | 117分 |
ジャンル | サスペンス、ドラマ |
キャスト | デニス・クエイド、ジム・カヴィーゼル、ショーン・ドイル、エリザベス・ミッチェル など |
あらすじ
1969年、ニューヨーク上空に珍しいオーロラが出現した日、消防士フランクは救助を終え、妻ジュリアと6歳の息子ジョンの待つ家へと戻ってきた。親子3人の生活は幸福な輝きで満たされていた。ちょうどその日のオーロラのように。だが、その2日後、フランクは殉職する。息子ジョンは深い哀しみに暮れる。それから30年。再びニューヨークにオーロラが出現した日、ジョンはふと父が愛用していた無線機を見つける。そしてそこから男の声が聞こえてくる……。まるでそれは父と話しているようだった。 出典:http://movies.yahoo.co.jp/
たまたま家で見つけた古い無線機を起動させたところ、30年前の父親とつながります。
息子ジョンは父の殉職の原因となった事故を食い止めようと父の協力を得て過去を、そして現在を操作するのですがその結果、様々な事件が巻き起こるように・・。
私の感想
これは主軸はタイムパラドックスなんですが、サスペンスとヒューマンドラマがガッツリ入った作品で最後はめちゃくちゃ感動します。
こういう作品って過去を変えても結局望む未来にはならなかったってパターンが多いんですがオーロラの彼方へは違います。
有名映画レビューサイトでも高評価で「構成が素晴らしい」「シナリオが凝っていて違和感がない」「SFかと思いきやサスペンス、そして感動シーンへのつなぎ方。これは脚本が上手い」等々、大絶賛されています。
最後の最後にとどめをさせるのでご期待あれ。
号泣映画② ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜
ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜 [DVD]
概要
監督 | 志水淳児 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2008年 |
原作 | 尾田栄一郎(集英社 週刊『少年ジャンプ』連載) |
上映時間 | 113分 |
ジャンル | アニメ |
声優 | 田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平 ほか |
あらすじ
人気アニメ「ONE PIECE」のキャラクター、チョッパーがルフィ海賊団(麦わら海賊団)に加わるまでのエピソードを感動的に描いた作品。航海中にルフィの仲間、ナミが原因不明の高熱で倒れ、医療で有名なドラム王国で医者を探すことに。王国の唯一のドクターくれはのもとに向かう途中雪山で倒れたルフィたちを救ったトナカイのチョッパー。フィたちはチョッパーを仲間にしようとするが…。
私の感想
正直アニメで泣けるなんてこれっぽっちも思っていなかったので、「アニメって泣けるんだ・・・」と個人的に衝撃だった作品です。
泣けるシーンで「うぅ・・オエッッッッ。チョッパぁぁぁぁぁぁ泣 ゲホゲホグハァ ズビーーーーッ」と鼻水がエンドレスになる状況になりました。
なんともこう心臓を鷲掴みされるような心情にさせられるシーンと、キャラクターのなりふり構わず泣くあの姿につられてしまう自分もいました。(そういえば前にテレビの特集でワンピースは大人こそ泣く!とか言われていたな…)
悲しい・・というか切ないに近い感情です。
もともとアニメは観ないのですが、友人が「やべぇよこの映画。」
と何度もリピートしておしえてくれたので「そんなに面白いなら・・」と借りて観たのがきっかけです。
ワンピースになぜ大人がこんなにハマるのか初めて理解できました。
アニメ、すごい。
号泣映画③ レ・ミゼラブル
概要
監督 | トム・フーパー |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2012年 |
原作(作者) | レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユゴー) |
上映時間 | 158分 |
ジャンル | ミュージカル |
キャスト | ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン、ヘレナ・ボナム=カーター ほか |
あらすじ
ヴィクトル・ユゴーの小説をもとにした名作ミュージカルを映画化。舞台は19世紀のフランス、貧しさからパンを盗んだだけで19年間も投獄されたジャン・バルジャンは看守のジャベールから仮釈放を言い渡される。そこから彼の波乱万丈の人生が始まっていく….。
私の感想
有名なレ・ミゼラブル。これは大作で内容的にはとても重いです。人の人生、幸せ、それぞれの朽ち果てる姿、もう感情がゴッチャゴチャになって号泣って感じ。
これは歴史系が好きな私の個人的な趣味が影響しているのかなっとも思いましたがほぼほぼ全ての人が涙するのでは・・と思ってしまうほど。
ミュージカルタッチで描かれているのでセリフはほぼほぼ歌です。でもわかりやすい(翻訳してる人もすごいなって思いました)。
正直「いやー歌のセリフが多い映画で泣けるはずがないでしょ」と思っていたのですが、主人公の壮絶な過去から初め、学生デモで散っていた人々等、登場キャラの人生の濃さが半端ない。切ないし、めっちゃ考えさせられる。
しかもあの壮大感。セットにいくらかかっているの?あの水のシーンどうやって撮影しているの?と作品の世界観にあれよあれよと引き込まれてしまい、気づいた時には最後のクライマックスで号泣してしまいました。
あまりに感動してしまい(正直 “感動” で片付けたくないのですが)、私は当時劇場で2度も観ました。あの世界観にもう一度触れたくなったし少しでも理解を深めたいと思ってしまったのです。
さらに役者さんたちの演技がズバ抜けてすばらしい。歌も当然めちゃくちゃうまいし特にアン・ハサウェイのノーカットの歌のシーンはまじで鳥肌級。感情が乗った歌の素晴らしさたるや。
女優・・・としてのプロ演技、もう言葉を失いましたよまじで。
結末はハッピーエンドではないのですが、登場人物の”最後”に、涙が止まりませんでした。
可能ならまたどこかのタイミングで劇場で上映してほしい。
号泣映画④ A.I.
概要
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2001年 |
原題 | Artificial Intelligence |
上映時間 | 146分 |
ジャンル | SF |
キャスト | ハーレイ・ジョエル・オスメント、フランセス・オコナー、ジュード・ロウ など |
かなり昔の映画ですが、当時めちゃくちゃ泣けるとかで話題になった作品。
あらすじ
不治の病の一人息子がいる夫婦のもとに、愛情をインストール可能なロボット(デイヴィッド)がやってきます。
母親のモニカは抵抗を感じつつも次第に息子のように愛するようになり、母親への永遠の愛という感情をインストールします。
やがて息子の病が回復の兆しを見せ、夫婦はもとの生活を取り戻しましたが、デイヴィッドと息子のうまが合わず、次第に家庭全員がデイヴィッドを邪魔者扱いするように。
そしてついに、モニカは心を鬼にして森にデイヴィッドを捨ててしまいます。
デイヴィッドは「どうしたらママに愛してもらえのか」の答えを探し、旅に出ることを決意します。
私の感想
人間の行いがあまりにも残酷。エゴすぎる。
あくまでロボットはロボット、物としてか見られないのはわかるけど、だったら感情をダウンロードするなよと・・。
捨てるに至るまでにいろんなことがあったんですけど、それは本当の息子がしかけた嫌がらせとか、あとは事故などが原因でデイヴィッド自身が悪いわけではないんです。気の毒で仕方ない。そんな気分にさせられます。
その後のデイヴィッドが頑張る姿がさらにせつない。
ママに愛されるために本当の人間になりたい。ロボットであってもやはり子供の愛情をダウンロードされたらそら母親の愛情を求めるのは自然ですよね。
一家に将来のことまで考える余裕がなかったと言われたらそれまでだけど・・
旅にでたデイヴィッドの切なさ、というよりピュアさに注目してもらいたいんですよね。
大人の私は彼のピュアさに押しつぶされそうになって悲しくなっちゃって。
愛情以外の打算的な考えとかダウンロードされてないからそらピュアのままだけど、だからこそ彼の境遇がかわいそうで泣けてきてしまうのです。
最後の”ある存在”にも注目してもらいたい。
号泣映画⑤ アルマゲドン
概要
監督 | マイケル・ベイ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1998年 |
原題 | Armageddon |
上映時間 | 150分 |
ジャンル | SF |
キャスト | ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、リヴ・タイラー ほか |
あらすじ
超巨大な小惑星が地球に接近していることが判明。18日後には地球に衝突するとわかり、NASAの総指揮官トルーマン(ビリー・ボブ・ソーントン)は、小惑星に核爆弾を埋め込み爆発させれば衝突を回避できると発案。採掘のプロであるハリー(ブルース・ウィリス)にそのミッションを依頼し、彼は信頼できる仲間を呼び寄せチームを結成。宇宙へ行く訓練を乗り越え、地球を守るべく宇宙に飛び立つのだが….。
私の感想
アルマゲドンは王道ですので知っている人も多いですね。ここは感動系映画を観ても泣かない私が泣いた作品ってことで紹介しているので、もしかしたら「アルマゲドンじゃ泣かなかったよ」って声も聞こえてきそうですが・・・私は泣いてしまいました笑
見せ場はクライマックスですね。ブルースウィルス演じるハリーがとんでもない裏切りをするわけです。
娘への愛、父への愛、家族系の話に弱い人はもう感動必至ですよ。
それから音楽もすばらしいです。音楽自体もそうだし、その使い方が。やはり感動映画に音楽のテクニックは欠かせませんね、と思ったりもした作品でした。
号泣映画⑥ タイタニック
タイタニックかよ!とか思わないでください。笑
知らない世代もいるのかも?なんて思ったり。王道ですが、やはり泣けるのです。
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概要
監督 | ジェームズ・キャメロン |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1997年 |
原題 | Titanic |
上映時間 | 189分 |
ジャンル | 歴史、パニック、恋愛 |
キャスト | レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン ほか |
あらすじ
物語は現代の軸からスタートします。北大西洋の深海に沈むタイタニック号の引き上げ作業が行われ、船内の金庫から女性を描いた一枚の絵が発見される。その様子がテレビで放映され、とあるタイタニック号事故の生存者の女性が孫娘とともに引き上げ作業担当者のもとへ会いに来る。
そして彼女の口からタイタニックが沈没した1912年、船上での出来事(青年との出会い、上流階級や下流階級の待遇の差、男女の地位 など)、そして沈没事故について語られる。
私の感想
タイタニックも感動映画として有名ですね。全体的にはメロドラマな雰囲気はありつつも、船が沈没し、それに逃げ惑う人々、そしてそれぞれの”最後”も残酷に、切なく映し出していました。
恋愛映画の要素だけだったらこれほどまでに名作と呼ばれなかったはず。この時代ならではの階級という人間の愚かさ、男女の地位の差なども描かれていたのも大きかったのではと思います。階級なんて今の時代ボッコボコに叩かれるけど、当時はそれが当たり前だった….なんとも悲しい歴史。同じ人間なのにね。
沈没するときに逃げまわり、そして我先に自分が!自分が!と行動する人間は愚かな行為と思われそうですが実際生きるか死ぬかってときに「どうぞお先に」精神でいられる人間の方が少ないと思います。そういった人間の目を背けたくなる言動や考え方が露呈している作品ともいえると私は思いました。
最後のシーンは泣く以外に考えられないってくらいの見せ方。
はぁああああぁう〜泣泣 って毎回同じところで泣きます。音楽もとても素晴らしいんですよ。タイタニックの音楽を製作したジェームズ・ホーナーはこの音楽でアカデミー最優秀作曲賞そして最優秀主題歌賞を受賞しました。
ちなみに小ネタを言うと、パーフェクトストーム(2000)のサントラも彼が担当しているのですがこの音楽も心に染みたわる感じだしちょっとタイタニックに雰囲気が似ているのです。
パーフェクトストームを観る際にはぜひ音楽にも注目してみてくださいね。
まとめ
紹介した作品をまとめます。
- ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜
- レ・ミゼラブル
- イミテーション・ゲーム
- アルマゲドン
- タイタニック
※随時更新中です。