世代を超えて愛される犬夜叉。
私が人生で初めてコミックを全巻購入したのもこの犬夜叉。
アニメーションや画質は今と比べると劣るけど、ストーリーがとっても面白い。
妖怪と戦うシーンが多いですが、それと同じくらい人間関係のドロドロさや人の心の素晴らしさ、儚さ、そして残酷さを描いているんです。
たまに泣けるしね。
コミカルさとシリアスさのバランスもよく、観る側にしっかりと共感ポイントを与えてくれる。
犬夜叉を知らない世代、あるいはアニメが興味ない人にも観てもらいと思い、オタク級に書かせてもらいます。
犬夜叉について
概要
※犬夜叉と犬夜叉完結編の2つは話は繋がっています。声優も続投。
犬夜叉
- 原作/高橋留美子
- 監督/池田 成、青木 康直
- 放送時期/2000年10月〜2004年9月
犬夜叉 完結編
- 原作/高橋留美子
- 監督/青木 康直
- 放送時期/2009年10月〜2010年3月
大まかなあらすじ
(犬夜叉・犬夜叉完結篇とありますが、2つともつながっているので一括りにして説明します。)
中学3年生の日暮かごめは、ある日突然、謎の妖怪に襲われ境内の井戸からタイムスリップ。
行き着いた先は戦国時代。
そこで50年前、巫女の桔梗に封印された半妖の犬夜叉と出会う。
かごめの体内から突如出てきた「四魂の玉」にはさまざまな野望が叶う妖力があり、多くの魑魅魍魎から狙われていた。
しかし妖怪との戦いで四魂の玉は砕け散り、犬夜叉とかごめは、四魂の玉のかけらを集める旅に出ることに。
最初は喧嘩ばかりだった2人も、共に旅を続けるうちに大切な仲間となっていく。
そして旅の途中で出会った子狐妖怪の七宝や、あらゆるものを吸い込む風穴を持つ法師の弥勒、妖怪退治屋の珊瑚が仲間に加わる。
犬夜叉と桔梗には残酷な過去があり、お互い惹かれあっていたにもかかわらず奈落の残酷な罠にかかり、犬夜叉は封印・桔梗はこの世を去ってしまっていた。
その桔梗がある日、鬼女裏陶によって蘇る。やがて犬夜叉、桔梗、かごめの微妙な関係性が生まれる。
奈落は四魂の玉のかけらをほとんどを集め、さらに妖力を増していく。
宿敵・奈落を倒すため、四魂の玉を集めるため、仲間と共に前途多難な旅を続けていく。
犬夜叉の声優陣について
有名な声優さんが出ているのも見どころ。
犬夜叉:山口勝平
主な出演作
- らんま1/2 / 早乙女乱馬(男)
- 名探偵コナン / 工藤新一&怪盗キッド
- ONE PIECE / ウソップ
- 境界のRINNE / 六道鯖人
かごめ:ゆきのさつき
主な出演作
- 名探偵コナン / 大岡紅葉
- 銀魂 / 志村妙
桔梗:日髙のり子
主な出演作
- となりのトトロ / 草壁サツキ
- 名探偵コナン / 世良真純
- らんま1/2 / 天道あかね
- タッチ / 浅倉南
- 呪術廻戦 / 九十九由基
奈落:森川智之
主な出演作
- 金田一少年の事件簿 / 明智健悟
- クレヨンしんちゃん / 野原ひろし
- 鬼滅の刃 / 産屋敷耀哉
- 名探偵コナン / 羽田秀吉
その他キャラ
- 珊瑚:桑島法子
- 弥勒:辻谷耕史
- 七宝:渡辺久美子
- 殺生丸:成田剣
- りん:能登麻美子
- 琥珀:矢島晶子
- 邪見:チョー
ベテラン陣ですよね〜。
すごいんです。犬夜叉が面白い理由を個人的な視点で解説
犬夜叉ってなんでこんなに人気なん?って話。
※個人的な視点ですので悪しからず。
ただの妖怪退治の旅話ではなく、各キャラの人間模様が面白い
犬夜叉の話の主軸は災いのもとである四魂の玉のかけらを集め、そして奈落を倒すための旅の途中、妖怪を退治していくことです。
その過程で、主要キャラ同士の人間模様が濃くて面白いのです。
かごめと犬夜叉、桔梗と犬夜叉、桔梗と奈落、珊瑚と弥勒、珊瑚と琥珀、殺生丸とりん、、、それぞれの関係性が各物語で描かれているし、人間味があるんですよね。
かごめと犬夜叉の間には、桔梗を忘れらない犬夜叉の葛藤、単純に高校生みたいな甘酸っぱいシチュエーション、桔梗と犬夜叉との間には恨みや憎しみに塗れた愛情。
珊瑚と琥珀の間には裏切りや家族の絆、深い愛情。
こんな感じで、言い出したらきりがないほどいろんな感情が渦巻く人間模様に、共感と深みを感じずにはいられないんですよね・・。
これが大人になって余計心に染みるというか。(全ての話がこういう感じではなく、コミカルな内容で終わるエピソードもありますけどね。)
特に奈落なんて人間の闇がめちゃくちゃ溢れてて、人間だからこそ感じる憎悪に共感せざるを得ないというか(共感したくないけど、奈落の気持ちがわからないわけではない)。
子供の時は、犬夜叉見ても単純に「妖怪退治すごーい」程度にしか思っていませんでしたが、今だと違う目線で見ちゃう。
だから世代を超えても愛され、人気なんですよね。
ただ敵を倒すというの単純ストーリーだけだったら、ここまで支持されていないと思うんですよね。
ラスボス奈落が最強に強くひどいドロドロ性格
奈落が最強にドロドロで闇の塊みたいな悪役なんですが、これが面白い要因の1つなんですよね。
パワーが強い、だけじゃないんです。憎悪がすごいんです。
しかも元は人間だったから、人間特有の心から生まれる憎悪が生々しいんですよね。
どうしたら人は傷つくのか、どうしたら人の心は崩壊するのか、とか知り尽くしているわけです。
そして一番苦しむ方法で相手を打ちのめす。これは人間だからこそわかるやり方なんですよね。
同じ人間として「うわー・・・」って思ってしまうシーンが多々ありました。
様々な恋愛模様
先ほどもちょろっとお話ししましたが、主に下記のキャラ同士で恋愛要素が描かれています
- 犬夜叉とかごめ
- 弥勒と珊瑚
- 犬夜叉と桔梗
特にウェイトの強い犬夜叉・かごめ・桔梗の三角関係に苛立ちを覚える人多いでしょうね。
桔梗は今世にいないのに(魂はいるけど)犬夜叉との絆が深すぎて切っても切れないものがある。でもかごめのことも好き。
「どっちか選べよ!」「犬夜叉たらし!」と言いたくなるシーンがめちゃくちゃ多いですが、これもまた人間らしくていいですよね(犬夜叉は半妖だけど)
三角関係といえば、鋼牙・かごめ・犬夜叉もありますが、こっちは結構コミカルに描かれているから、重いシーンが続く時には良いクッション材になっています。
恋愛ではないですが、殺生丸とりんの絆(のちに続編で夜叉姫で夫婦関係になってましたけど)、桔梗と鬼蜘蛛の関係も面白いんです。
殺生丸とりんに関してはアニメの中では年の差がすごいし恋人関係はあり得ない様子でしたが、ファンの中では「結ばれて欲しい」と思った人も多かったです。
でもそれだとロリコン・・・w
個人的には弥勒と珊瑚の恋愛を描いたエピソードがめっちゃ好きでしたね。
不良法師ですが根は誠実なところ、心がとっても優しいけど負けん気が強い珊瑚、お似合いすぎました。
魂にまつわる用語が多出
まず四魂の玉がそもそも魂の集合体的なものですからね、魂とかスピリチュアル的な用語が多出します。
時代柄、法師・僧侶・寺などもちょくちょく出てきますしね。
私たちは、魂そのものは決して目で見ることはできないけれども、でも漠然と魂はあるという認識が私たち日本人には定着していると思うんですよね。
からこそ、親近感がある感じします。
天使とかソウルとか次元とかってなるとザ!スピリチュアル感が出てしまいますけど、魂とか神様とか輪廻転生は信じている方多いと思うんです。
だから魂ってキーワードにも抵抗感なく受け入れることができるし、四魂の玉はアニメの世界のものと捉えても魂については信じているから共感できる人も多いだろうなって。持論ですが。
豪華声優陣が出演しているということ
声優陣についてもチラっと紹介しましたが、結構豪華なメンツだと思いませんか?
私はそこまで声優の方々について詳しくはないですが、それでも結構有名どころの声優さんばかりだなぁと思いました。
「この声あの人がやっていたんだー!」と懐かしい声も多そうです。
山口勝平さんが犬夜叉役で本当に良かった・・・と思っています笑
かなりのハマり役。
音楽、サントラ、神がかかってる
犬夜叉の音楽は和田薫さんって方が担当されて、これがもーーー神がかっているんです。当然アニメの雰囲気に合っていて日本らしさがプンプン感じ、そして壮大な曲が多い。
当時好きすぎてサントラCDレンタルしましたからね。
もちろんオマヌケな雰囲気の曲もあるんだけど、感極まる音楽とか重々しい雰囲気の音楽とか、どれもピッタリとハマるって言うか。
今聞いても「好きぃー!!」が止まらない。ま、個人の趣味も影響しているかもですが。
私は「半妖 犬夜叉」「想いの果てに」って曲が大好きです。
ちなみに犬夜叉で使われた音楽って、他の番組でBGMとして使われていることも多いんですね。
その関係で、知っている曲や効果音あると思います。(あ、どっかで聞いたことあるかも)ってやつ。
犬夜叉の続編。半妖の夜叉姫について
犬夜叉が終了して10年以上が経ち、突如、犬夜叉の続編「半妖の夜叉姫」がアニメ放送されると発表されかなり話題騒然となりました。
私もびっくりしたし、若干不安な気持ちにもなりましたがそれよりも期待感の方が大きかったです。
なぜなら犬夜叉とかごめの娘、殺生丸と隣の娘たちが登場するということになったので。
犬夜叉完結編の後にどういった話の流れになるのか、かごめが戦国時代に移ってどのように過ごしてきたのかにも触れると思ったし、正直めちゃくちゃ期待しました。
ですが、正座待機で待ち望んでいた夜叉姫は、想像とは違う内容でした。
私だけじゃなく、Twitterなどでも「面白くない」という感想が多く見受けられ、私のようにめちゃくちゃ期待したが故の結果とも言えるのかもしれません。
半妖の夜叉姫を観たおかげで、奈落というめちゃめちゃ邪悪な悪の存在って大事なんだなー・・・と痛感もしました。
夜叉姫はアニメの2期目に突入しているので、一部の人たちからはそれなりに指示はされているんだと思います。
ただ、犬夜叉を大好きだった人たちからは、ため息が出るようなコメントばかりで、正直私も面白いかと聞かれたら微妙と答えるしかなくて。
それほど、犬夜叉は完璧だったんです。
正直、アニメーション等の技術面では昔のアニメならではって感じで迫力も薄いですが。
犬夜叉について、思うこと (ネタバレ注意)
ここからは、なぜ面白いのかって視点はちょっと置いといて、犬夜叉のアニメについて思うことをひたすら述べていきたいと思います。
結局犬夜叉は、かごめと桔梗 どっちが好きなの?選んだの?
かごめって結局2番目の女・・なのか?って思ったこともあったけど、結局最後は1番になった感じで終わりましたよね。
あとは冒頭からメインキャラとしてかごめが登場している時点で、最終的にはかごめを選ぶんでしょ?ってことを予想していた人は多いと思います。
それでも桔梗と犬夜叉のどっちつかずな態度にムキーーーーー!!!どっちなの?あんたどっちを選ぶのよ!はっきりして!と思いますよね。
でも物語的にさ、そういうライバルが出てくる方が盛り上がるし感情ゆるがされるし面白さに繋がるんですよね。
その先の展開が気になるし、現に「犬夜叉がかごめと桔梗どっちを選ぶのか」って気になって観続けちゃう人もいるし。
でもよくよく考えたら桔梗はもう成仏したし、自分には生身の人間のかごめがいる。
そら、かごめを選ぶよね?って考えもできるわけで。
だって「桔梗もかごめもどっちも好き。でも桔梗はもういない。」そうなったら、好きの度合いとかそんな価値観捨てて、かごめを選ぶのは必至って感じもします(現実的・・)
まぁ・・・桔梗が生きていてもいなくても、かごめと旅を続けるうちにかごめの方が好きになっていたのよ!仮に桔梗が生きていても、かごめを選んだはずって見方もできますけどね。
鬼滅の刃と犬夜叉は似ている?
鬼滅の刃と犬夜叉は似ている?ってワードを見かけまして。
私、鬼滅も大好きで観ています。鬼滅の刃は映画も観ました。
その上で私が感じることは、鬼滅の刃と犬夜叉は私は似てはいないと思った、ということです。
2つの作品、共通点はいっぱいあるんです。
でも私は感覚的に「共通点はあるけど、似ているとは思わなかったな」って感想。
共通点・・
- 同じ、過去が舞台。鬼滅は大正時代、犬夜叉は室町時代(だったかな)
- 人間ではない存在が出る。鬼滅は鬼、犬夜叉は妖怪。
- 最強の無慈悲のボスがいる
- 超人的な技が使えるキャラが多い
- 旅の途中でボスほどじゃないけど強力キャラが出てくる
相違点・・
- 旅の目的が違う
- 犬夜叉にはラブ要素(三角関係)があるのに対し、鬼滅にはラブ要素はないわけじゃないけど少ない。どっちかと言うと仲間愛や家族愛
- 犬夜叉はかごめが時代を行ったり来たりできる
- 犬夜叉は炭治郎のように修行して努力して頑張るようなことはしない
物語が面白くなる要素として、ボスがいたり仲間がいたり、超人的な技が使えるってのは、何もこの2つの作品に限ったことではないし、どちらもその物語ならではの個性を私は感じているので、それで「似てはいないな」って思ったんです。
ま。人によっては似ている風に映るかもしれませんが。
(話ズレるけど、呪術とチェンソーマンは似ていると思いました)
犬夜叉 鬼滅の刃 どっちが好き?
上記の違いを踏まえた上で・・・
どっちも好き。
なんでかって言うと、その物語ならではの個性を強く感じるから。
とはいえ、私はアニメに全然詳しくなくてですね、ハマッたアニメなんて指で数えられる程度と思います。
そのレベルで、どちらも唯一無二って感じがして好きで、好き嫌いの大差はないんですよね〜
ただ、製作された時代がかなり違いますんで、鬼滅の刃の映像が凄すぎてですね、そういう映像に慣れた世代が犬夜叉観ると物足りなさを感じるかも?
犬夜叉の弱点は?
犬の妖怪と人間から産まれた半妖のため、嗅覚が異次元レベルに高いんです。そのため強烈な臭いには敏感に反応するため悪臭に弱い。
(17話「地獄絵師汚れた墨」にて、犬夜叉が匂いでぶっ倒れるシーン見れます)
朔の日(新月)には人間に戻ってしまうため、この時に妖怪に襲われると勝てない。
楓婆さんの呪術?により、かごめの「お座り」って呪文を言われると地面に叩き疲れて抵抗不能にいなる。
蘇った桔梗の存在にかなり敏感。
かごめっていつから犬夜叉のことが好き?
かごめと犬夜叉っていつから互いにそういう目線で見ていたのかな?と思いまして、アニメ観返してみたんですよ。
結構前から犬夜叉はかごめを守り、かごめは犬夜叉の気持ちを確認するようなそぶり出していたんですね〜。
19話「帰れ、かごめ!お前の時代に」で無理やり犬夜叉がかごめを返したのは、かごめを既に大切に思っていて、桔梗のように死なせたくなったから自分の気持ちを抑えて井戸に放り込んだ。
かごめは20話「あさましき野党、鬼蜘蛛の謎」で友達に彼氏の存在を追及されて照れてたし・・・犬夜叉が迎えに来ることを望んでいたし・・
23話「かごめの声と桔梗の口づけ」で桔梗と犬夜叉との口づけを目の前で見せられた時のかごめの感情からして、この時点でもう犬夜叉が好きってのが確実なものになっていましたよね。
少なくとも19話の時点で犬夜叉とかごめは両思いって感じ、私はしてます。
犬夜叉はたらしなのか?
たらしとも捉えられますよね!笑
でも人間の心は複雑ですから。(庇う)
だって〜想像してほしいんでけど、めちゃくちゃ愛した桔梗を奈落の罠にハマって恨んで、そして殺してしまった。そして封印される。その後、その桔梗に瓜二つなかごめが目の前に現れた。その直後に桔梗が生き返る。
桔梗に恨みまんまんだったけど後に奈落の策略と知り、2人の間にあった深い愛による感情が復活。
でも自分の側にはかごめがいる。
もしこんな、ファンタジーな状況が身に起こったら、どっちかを選ぶって速攻で決断できる人、どれだけいますかね。
しょーーーーーじき、感情が揺れ動きますでしょう???動きにくくなるでしょう???だって奈落のせいとはいえ、自分に恨みを抱えて怨念化して苦しんでいるのよ?
俺も責任を取って・・・・とか、かごめと幸せになっていいのか・・?とか思っちゃって、2人の間を行ったり来たりしちゃうもんじゃなかろうか。
ぶっちゃけね、どっちつかずな犬夜叉の行動にイライラしましたよ。だっていくら愛した桔梗が生き返ったとて、体は土だし、本当の人間ではないわけ。
犬夜叉はかごめに惹かれつつあるし、もうかごめでいいじゃん!この先未来ある生活を共にできるのは、かごめでは?桔梗とさよならしなよって思いました。
でもね、一生で一番愛した人間が生まれ変わって、あの策略があって自分のせいで怨念抱えてたらさ、桔梗とともに俺も不幸に・・なんて思うのも、わからないわけじゃないし。
犬夜叉 かごめが傷つきすぎ問題
一応かごめ、中学生ですからね。
あそこまで理解があったり、桔梗をボコボコに言ったり拗ねた態度を我慢しているの見ているとさ、かごめ、28才くらい大人かな?と思っちゃうんだけど笑
どっちつかずで優柔不断な犬夜叉の態度にかごめもブチ切れるけど、それでも中学生にしては「犬夜叉にも事情があるから」と大人びた対応で乗り切る。
現実世界なら、ちょっと耐えられないレベルというか。
浮気者ー!!と叫ぶレベルだし、でもまぁ・・・やはり事情が事情ですもんね。あれでもし犬夜叉が道端ですれ違った女性についていっちゃたりんな女性にも声かけるなら別だけど。
でも、犬夜叉を見る女性って多分かごめに感情移入していると思うんです。私もそうでした。だから犬夜叉の行為にイラっとしたり、感情揺るがされる。
でもこれが物語としての面白さに繋がっているんですよね〜。かごめ傷つきすぎてかわいそうだけど。まぁでも報われるんでね。
桔梗はかごめに嫉妬している?
していたと思う。
特に最初のうちは。
だって、自分がいるはずだった居場所にかごめがいるんですよ?
自分が成し遂げられなかったものを、かごめは持っているんですもの。
生まれ変わってからというもの、ちょいちょいかごめに冷酷なこと言うのは、苦しみながら亡くなった魂が悪さしているんでしょうけど、それだけじゃないだろうなって思って観てました。
桔梗可愛くないなーーーーなんでそんなことするんだと思うものの、桔梗の過去を思ったら、無念で死んだって背景を知ったら、まぁ桔梗の行動も頷けるというか。
犬夜叉が桔梗キス・・なぜ?
私の考え・解釈を書きますね。
ある種の演出の1つと思います。でも、そのキスシーンにはいろんな解釈が無限にできるように感じるのです。
犬夜叉と桔梗にはあまりにも辛すぎる過去があったからが故に。
キスをしたのは、桔梗がキスしたかったからそれを叶えたわけじゃなくて、心の底から桔梗を愛していた過去があって、2人の間には確かに真実の愛があった。それを証明したかったんじゃないでしょうか。
桔梗は亡くなった時と生まれ変わった時には、自分たちが奈落の策略にあったとは知っていなくて、ただただ半妖の犬夜叉に心を許した自責の念と裏切られた恨みでいっぱいだった。
それに囚われて、離れられない。さらにかごめの存在を知り、おそらく自分の生まれ変わりと知り、「本当は自分がいる居場所が今、かごめに取られてしまっている」と嫉妬の気持ちも抱いていたら、そら苦しくてしょうがない。
桔梗は犬夜叉を愛しているけど、自分ではどうにもできない執着に苦しみ続けた桔梗。桔梗も感情にそのままやられる人間性ではないでしょうし、ものすごく葛藤があったと思いますわ。
そして最後、度々犬夜叉に対して冷酷な態度を取ってきた桔梗だけど最後は犬夜叉たちを救ったわけで。
生まれ変わっても、四魂の玉を破壊するために奈落を追い詰め、勝てると分かった最後の最後にかごめに託す。そして桔梗は本当の意味で自分の魂から解放される・・
最後に「やっと、ただの女になれた」の言葉の重さがエグかったですね。
巫女として特殊な力に恵まれ、四魂の玉を守り、犬夜叉とも普通の女として生きていたかった夢。それが、犬夜叉の腕の中で達成されたわけです。
そして普通の女として犬夜叉に愛され(キスされた)やっと幸せな状態で旅立てたって感じ。まさに成仏。
最初に死んだ時は恨みに包まれて死んでしまったから。
はぁ・・・泣けますね。
このシーンはね私のおすすめエピソード回です。神回ってやつ?今観ても泣けてくるもん。音楽の影響もあるけれど。
泣けるかエピソードって何回観ても泣けるんですよね・・・
犬夜叉アニメで私が好きなエピソード回
犬夜叉で、私の感情が動かされたおすすめエピソード回を紹介したいと思います。
犬夜叉 12話「タタリモッケと小さな悪霊」
火事で死んで無くなってしまった少女の話。
弟につきっきりでヤキモチを焼いていた少女が、お母さんに心配させてやるんだ!とお遊びをしていたらなくなり、幽霊になってしまったんです。
この回、少女に感情移入してちょっとウルっとしてしました。勘違いのまま死んでしまったせいで自分の恨みの気持ちから抜け出せない少女が描かれています。
犬夜叉 13話「新月の謎 黒髪の犬夜叉」
犬夜叉が人間に戻る朔の日(新月)アニメ初登場回。
黒髪になり耳も消えます。見た目は普通の青年。
この回で犬夜叉は「誰も信じない」って台詞をサラっと言うんだけど、結構重みがあるな〜と。半妖という己の性質のせいで、幼少期に辛い思いをしてきた犬夜叉ですからね・・
そして一瞬弱った犬夜叉が見れるので、そういった意味でも貴重なエピソード回。
犬夜叉 35話「名刀が選ぶ真の使い手」
このエピソードは、犬夜叉のお兄ちゃん殺生丸と、りんが初めて出会う回。
弱った殺生丸を森で見つけたりんが、勝手に看病するんです。やがて殺生丸に人間としての愛が生まれるさまが描かれているんです。
ほっこりするんですよね〜
殺生丸ってりんと出会う前まで冷酷極まりない性格って感じだったけど、りんと一緒になってから段々と人間としての愛を培っていくんですよね。
てか、殺生丸ってもともとそういう心持ってたんじゃない?(私の勘違い?)
犬夜叉 78話「珊瑚目指してオンリーユー」
珊瑚がお殿様からプロポーズされる回。
私、珊瑚と弥勒カップルが大好きでして。浮気者の弥勒ですが、実は深いところで産後のことを大切に思っているからの行動ってのがわかる回。
弥勒様は己の悲惨な運命を珊瑚にも背負わせることが、奈落との戦いで傷つくことを避けたいのですよね〜
キレると口は悪いし不良法師だけど、根っこはとっても優しい筋の通った青年なのですよね〜
犬夜叉 118話「白霊山の奥の奥」
これも弥勒と珊瑚の回。
白霊山にやってきた珊瑚と弥勒。神楽と対峙した2人だったが、珊瑚が神楽の攻撃に倒れてしまうんですよ。
弥勒の天敵である毒虫がいる中、珊瑚を守るために風穴を使うんですよ〜!
「愛しい女と引き換えにながらえたい命などない」って叫んで珊瑚を守るんです。
弥勒が心の底から珊瑚のことを想っている・・その気持ちが表れているエピソードで個人的にめっちゃ好きな回。
高橋留美子先生の別作「境界のRINNE」はつまらない?
好き・嫌いで言うと、私は好き・・じゃない!笑
好みの問題よね・・私は「生と死」を描いたアニメが好きで、「境界のRINNE」も死後の世界とか出るんだけど、フワッと軽くてコミカルに描いているんです。
故に、あまりその世界観に浸れませんでした。
あまり詳しくないけど、留美子先生の別作品「うる星やつら」ってあるじゃないですか。あれも超コミカル。
私的には、「境界のRINNE」と「うる星やつら」は似たようなジャンルと捉えています。どちらもコミカルでギャグ要素が多い気がしているから。
良い悪いとか関係なくて、ま、個人の好み。
私は好きじゃないしつまんないと思ったから見ていません。
個人的に気になるのは、MAOアニメ化なるかどうか
私、めちゃくちゃMAOのアニメ化に期待しているんです。
まだ発表されていないよね?アニメ化されるかどうかも不明。
でも、こーんな動画が公式から出ているんです↓
これってアニメ化への布石な気がするんだけど・・私の勘違い?
犬夜叉と同じで過去の時代が出てくるし、個人的にドストライクな設定。
境界のRINNEは私は微妙だったんだけど、MAOは好きになりそう。
シリアスな雰囲気もありそうですし。
まとめ
犬夜叉について長年ファンである私視点で面白いポイント、その他諸々をまとめてお話しさせていただきました。
今でも定期的に配信サイトで観ていて、つくづく面白いなぁと思っています。
今の若い世代の人たちにも、犬夜叉の魅力を知ってもらえたら嬉しいですね。