あまりアクション映画が好きそうじゃない友達から
「マッドマックス超面白いよ」とオススメされたので観てみました。
ディストピアな世界観を描いていて、所々「オウェっ」となりますがアクションシーンのリアルさと迫力には脱帽。謎の車みたいなのも出ていますし、白塗りの使徒みたいなのも出てきますし。
見どころを踏まえ、感想をお話ししますね。
マッドマックス 怒りのデス・ロード
概要
監督 | ジョージ・ミラー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2015年 |
原題 | Mad Max Fury Road |
上映時間 | 120分 |
ジャンル | アクション |
キャスト | トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、ゾーイ・クラヴィッツ ほか |
マッドマックスのざっくりとしたあらすじ
核兵器による大量殺戮戦争勃発後、生活環境が汚染され、生存者達は物資と資源を武力で奪い合い、文明社会が壊滅した世界を舞台とする。 出典:https://ja.wikipedia.org/
もともとマッドマックスは1979年公開のオーストラリア映画です。
狂った世紀末の砂漠が舞台で改造車で戦いまくるシーンは当時もすごい話題になった映画でした。
今回の怒りのデスロードはそのリユーアル版みたいな感じで、ストーリーも似たような内容です。
舞台は核兵器の戦争直後。
秩序が崩壊した世界で、愛する家族を失って喪失していたマックス(トム・ハーディ)は砂漠の独裁者であるイモータン・ジョーの軍団に捕らえられます。
マックスはその後監禁され、核物質の影響で病気になっていたり長く生きられない白塗り男たち(ウォー・ボーイズ)のための供血として血を輸血されることに。こういう描写が不気味なんですよねぇ。
女性の乳房から母乳を搾取機でミルクを取るというなんとも気持ち悪い映像も出ます。うウェッ・・!!って感じ。
そんな独裁国家に反撃に出たのがイモータン・ジョーの部下だったフュリオサ(シャーリーズ・セロン)。
彼女の反撃に手伝うことになったマックスは、彼女と一緒に自由を求める道を選ぶことに。
ほんとこの時代がディストピアって感じで道徳もクソもない、完全に秩序が狂った世界。思考が本気で狂っているのです。
特にこの世界を支配している独裁者のイモータン・ジョーが最たる狂気として描かれています。変なマスクしているし人間っぽさゼロです。
そんな彼の部下(白塗り男たち)は忠誠心の塊。彼の命令ならなんにでも従います。
この世界を変えてくれる可能性を持った二人(マックスとフュリオサ)が独裁者軍団たちと戦っていく様をアクションシーン多めに表現しているので、頭で考えるというよりかはアクション観てスカッとする要素が大きいように思います。
映画マッドマックス 怒りのデス・ロードのネタバレ感想
\pickup/これは面白かった。ディストピアな世界を描いた作品(映画・ドラマ・アニメ)を紹介
ディストピアな世界観。敵の思考回路がぶっ飛んでいる
まず思ったのはこの世界観。
独裁者による、秩序が崩壊した世界。生存本能だけで生きるかのような世界で人間としての思考がぶっとんでいます。
肉体は核物質で汚染され狂ってはいるが、人間という肉体を持つ以上、血は必要。健康そうな生身の人間から輸血するって思考がかなりの狂気。
あまりに現実とかけ離れていて、その描写がとにかく気持ち悪く映り「そこまでして生きたいのか?」と思っちゃうくらい。でも生存本能は生きている限り切り離せませんよね・・。
車がいかつい。改造車の見た目が斬新
本作のアクションシーンで度々登場する変わった形をした改造車。
ウニみたいな車も出てきます。ほんと、こんな感じのフォルム。
単純に見た目が面白いので魅力の1つとして紹介しました。
まさに戦うためだけに作られた車がたくさん登場。
今にも壊れそうなものばかりだけど。
歴史なのか未来なのかいつの時代なのかわからなくなる崩れた環境
いわゆるディストピアな世界観って、設定は未来がほとんどだけど様々な物が崩壊してしまっているのでアナログなものや衣類を纏っていることが多いんです。
核爆弾が爆発してモノが崩壊して、残ったモノを取り繕う感じ。
未来だとこう、ボディスーツとかSF感漂うスタイリッシュでシンプルな服をイメージしたくなりますが、ディストピアだと麻とか汚れた綿、原始時代に戻ったのかと思わせるほどのボロボロの服を着ているんですよね。
で、本作は一応は未来の世界を描いています。
でもあまりにも原始時代に戻ったかのような世界観なので、まるで過去にタイムスリップしたかのような感覚にさせられる。
砂漠で改造された車がバンバン走るし銃もでてくるわけですが、アナログ武器な槍で攻撃することもあります。
長い棒に乗ってびよよよっーーーんって攻撃にかかるシーンとか有名ですよね笑
まるで歴史にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。未来なんだけど。
実写80%だけあってカーチェイスがとてもリアル
これはかなりの見どころ。可能な限り実写で撮影されている(80%実写)からとてもリアルで且つ迫力もすごい。
CGも細かく設定されているので不自然さが少ないです。
砂嵐の中で車が宙を舞って人もふっ飛びますが、そこもとてもリアルに映されています。
アクションシーンでCGを使うのはリアルさがとても重要ですよね。
独裁国家について考えた
このような秩序が崩壊し、生存本能のまま生きる世界で国民を導こうとする1人の存在が現れたら、国民はその人を指導者と捉え、奴隷のように従うようになってしまうのでしょうか。
こんな疑問が幾度もなく頭に浮かびました。
でもどんな独裁国家でもいつか必ず終わりがくる?ってのがメッセージとして込められているようにも感じました。
生きるためとはいえ、不満は積もりきっかけさえあれば国民の不満が爆発し崩壊する、そして新たな国家が誕生する場合もあれば新たな独裁者に支配されることもあるでしょうが・・結局長続きしないんですよね。
ちょっと余談ですが、マッドマックス 怒りのデス・ロードには、ジェイソンステイサムの奥さんが出演しています。
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー。めっちゃ美人なんですよ〜
まとめ
という感じで、終始ディストピア〜!な雰囲気で、そして迫力あるリアルなアクションシーンは良かったです。
ドッチャンガッチャン忙しくこれぞマッドマックスの世界観って感じでしょうかね。
前作を見ていなくても楽しめるものですので、スカっとしたいときにでもご鑑賞あれ。
ディストピアな作品が好きな人はこちらのページにまとめたのであわせてご覧ください!