今回は映画「マリアンヌ」を鑑賞したので、ざっくりとしたあらすじや感想なんかをお話ししたいと思います。
(ちょいとネタバレあります)
結論から言うと、せつない内容でした。
映画「マリアンヌ」のあらすじ
概要
監督 | ロバート・ゼメキス |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2016年 |
原題 | Allied |
上映時間 | 124分 |
ジャンル | ドラマ、サスペンス |
キャスト | ブラッド・ピット、マリオン・コティヤール、リジー・キャプラン ほか |
あらすじ
1942年、極秘の諜報員マックス(ブラッド・ピット)はフランス軍レジスタンスのマリアンヌ(マリオン・コティヤール)とドイツ大使暗殺という任務を行う。それを成功させた2人。
その後2人は惹かれあい子供を授かります。
しかし、マリアンヌはドイツのスパイなのではないか?と疑いをかけられ、マックスがそれを証明することに。
マックスはマリアンヌがスパイなわけがない!と信じていたが……。
映画「マリアンヌ」のネタバレ感想
マイアンヌの正体
マリアンヌが実はドイツとフランスの二重スパイなのでは?と疑われてそれを証明しなければいけないマックスは、内心「違ってくれ・・」と思いながら罠を仕掛けたりする。
違う理由を詮索をすればするほど疑心暗鬼になっていく。
最終的にピアノで真意を確かめ、マリアンヌはスパイが確定。ドイツのスパイだった。
まぁもともとスパイですし二重スパイ、三重スパイってその界隈ではあるっぽいから、仲間の中で疑いをもつって当然っちゃ当然かもだけど。
にしてもとんでもなく美女ですね。マリオン・コテヤール。
スパイ映画としてのアクションシーンや戦争シーンも
少しではありますがスパイ活動としての銃撃戦も描かれているのが単なるメロドラマではないってことを思い出させてくれました。
でもスパイアクション映画のような銃撃や殴り合いシーンを詰め込んだ感じではなくかなりあっさり。標的をひたすら射殺し、そして逃走、それだけ。
ブラピのスパイ映画といえばミスター&ミセススミスが有名ですが、まるで違う雰囲気ですね。
そして戦時下だったから空襲の音や爆撃、そして爆音の中での出産など当時の時代を映像にしっかり出しているのもよかったですね。
感情が招いた残酷な結末
感情だけは本能に従う・・だからこそうまくスパイ活動ができたマリアンヌ。
なわけだけど、それが仇とあり感情を優先し、そして自害って切なすぎるでしょ。あのまま2人で生き延びて欲しかった。
自害して真実の愛を貫いたんでしょうけど、同時にマックスを助けるためだったんですよね。
感情移入しまくりの私は終始頭の中で「マックス可哀想・・・」と思っていました。
あのピクニックのシーン。あの光景が蘇って辛い。
スパイの生涯ってなんなんでしょう。映画の世界ではスパイの運命を背負って苦悩な人生を歩む末路が多い気がするけど。
一度背負った者のさだめ・・・的な。
もっと早くマックスに打ち明けていれば結末は違っていたんじゃないか?とちょっと悔しい気持ちになりました。
もし感情を偽ることができたら結果が違ったのでは?とも思います(そうすれば傷つかないから)。
でも人間である以上それは切っても切り離せないことですよね・・。
あくまで想像の域を超えませんが、彼らに平穏な人生って待っているものなのでしょうか。
流石にスパイ相手にスパイ活動って稀なケースではあるけど、でも狙ったり、狙われたり、一生不安がつきまとわりそうなイメージ。
まとめ
スパイ、戦時中、そしてラブロマンス、いろんな要素が入った映画でとても上品そして残酷で切ないストーリーでした。
こういうスパイ作品も、良いものですね。