今回は、精神病院を舞台にした映画を紹介します。
精神病院を舞台にした映画
各作品のあらすじ、そして私が感じた見所・おもしろポイント紹介しますね。
危険なメソッド
- 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
- 製作年:2011年
- キャスト:キーラ・ナイトレイ、ヴィゴ・モーテンセン、マイケル・ファスベンダー ほか
大好きなヴィゴ・モーテンセンとキーラ・ナイトレイ観たさで鑑賞。精神世界で歴史的有名なユングとフロイトが登場する内容でこの分野も好きだったので興味津々で臨んだわけですが、ウェイトとしてはユングとザビーナの情事って感じ。
ザビーナのヒステリーな行動が強烈で、キーラ・ナイトレイの演技(というか怪演?)が印象的でした。顎を突き出してオラウータンぽくて感情表現したり奇声、正直びっくりしてちょっと笑ってしまったけど、その演技は圧巻されました。
ユングとのSMプレイも然り、魂を込めて全身全霊でザビーナを演じてたって感じ。
ユングもフロイトも良い関係だったのに、彼女の出現でユングが良からぬ方向へ動いてしまい結局亀裂というのは悲しいですけどね….
余談ですがキーラ・ナイトレイといえば、イミテーション・ゲームにも出てます。
チェンジリング
- 監督:クリント・イーストウッド
- 製作年:2008年
- キャスト:アンジェリーナ・ジョリー、ガトリン・グリフィス、ジョン・マルコビッチ、マイケル・ケリー ほか
初めて観た時私めっちゃ胸糞で終盤までずーーーーっとイライラしっぱなしでした。
いくらなんでも別人って。イライラしない人なんている?ってくらい理不尽。
事件解決できないからって、評判を気にしてか別人の子供連れてくるってとんでもねぇな!な内容でしかもこれが実話とはびっくりですよ。その別人の子供もなかなかよ。
母親も多少は「私の頭がバグ?」と思いそうになる節があったけど(おいおい)やっぱりおかしいもんはおかしいわけで、抗議。そりゃそうだ。
しかも挙げ句の果てに強制送還で病院に送られて、従わなかったらあの電気器具使われたり縛り付けられるって最強の理不尽すぎる対応されるから。ね、胸糞でしょう・・・?
全体的な内容としては、息子が行方不明からの別人の子供が来てしまってゴタゴタするって感じですが、精神病院に送られてしまうので紹介しました。
しかもこの流れで思い出したのは、何でもかんでも不明なものは精神病院って流れ。
クロエ・グレース・モレッツ主演の映画「彼女が目覚めるその日まで」でも、症状が原因不明すぎて最終的に精神科に送られそうになっててさ。かなり胸糞だった。結局免れたけど。(ちなみに、面白かった作品なのでおすすめ)
シャッターアイランド
- 監督:マーティン・スコセッシ
- 製作年:2010年
- キャスト:レオナルド・ディカプリオ、マーク・ラファロ、ベン・キングズレー、ミシェル・ウィリアムズ ほか
どんで返し要素が強いので言葉を選んで言いますと、妄想と幻想と真実が混ざり合った内容で、それに加えて伏線の数々。
伏線回収系が好きな人はきっと刺さる内容。
主人公を通して「ふむふむ、こういう話の流れね」と思って見てたら主人公に謎が隠されていたってやつで、私は最後まで騙されました。(こういう作品何度も観てるくせに毎回気づかない私って・・)
そしてロボトミー手術ってのも衝撃的ですよね。今は禁止されているそうです。
この作品では、いわば人体実験的な感じでされていたけど、トラウマに苦しめられたり、何か精神異常でとてつもなく苦痛を感じている人が自発的に受けたいとなったらどうなんでしょう。脳だけの問題でもないと思うけど。
あとインターステラーのエンディングといつも被ってしまうんですよね。あれも現実か夢かどっち?なシーンが多いから。
サイドエフェクト
- 監督:スティーブン・ソダーバーグ
- 製作年:2013年
- キャスト:ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、チャニング・テイタム ほか
サイドエフェクトというタイトル、うまいな〜と唸った作品。薬の副作用だけでなく、”自分が起こした問題には副作用も付き纏う”って意味も含まれてた様に私は感じているんだけど、どうでしょ。
個人的には好きな作品でした。正直、最終的にはエミリーの自業自得なんだけど、こんな展開になるとは思っていなかったからどんで返し要素もあり。
精神科医の最後の巻き返しも痺れました。とっても賢い。
登場キャラの誰視点で見るかで面白さが変わってくるしこれはたまに観たい作品の1つ。