モダンラブ東京を全話鑑賞しました。
というのも、アメリカのモダンラブを観て、興味が湧いたので。
私の感想をダラダラ述べたいと思います。
良い悪いと評価をするのではなく、素直に感じたまでをお話ししたいと思います。
それとおすすめエピソードも。
モダンラブ東京の概要
アマゾンオリジナルドラマ「モダンラブ」の東京バージョン。
様々なカップルのリアルな愛のカタチを描いた1話完結型のドラマです。全話7話。
ちなみにオープニングの曲は、元祖モダンラブの Setting sail と同じ曲。
歌詞が日本語になっていました。
Awesome City Clubってアーティストが歌っています。
Amazonプライムビデオはこちら ≫
第一話 息子の授乳、そしていくつかの不満
母乳神話に囚われたママのお話。
終始母乳、搾乳にフォーカスされた内容でした。母乳かミルクかって結構昔からバトルが繰り広げられてきたみたいですね。
そりゃね、母乳が出たほうがいいのかもしれないけれど、体質だったり胸の形状だったり、ストレスだったり、様々な要因で出ない人だっている。それなのに母乳!母乳!と母乳が善!みたいなこの社会の問題も浮き彫りにしているような内容かなって感じ。
でもさ、母乳って母親が食べた食べ物にアレルギー反応起こしてしまう可能性だってあるし、粉ミルクでも子供が元気に育つんですよね。そこもママはわかっているけど、でもちゃんとしたいって気持ちが影響するんだろうね。
子供とのつながりが母乳って考え方もあるかもしれないけど、大切なのは愛情ですよね。じゃないと父親の存在は?てなってしまうし。
確かそういう実験ありましたよね?赤子に愛情注がず放置したら亡くなってしまったというおぞましい実験が。
別にスピを語るつもりないけど、アインシュタインでも解けなかった愛の謎よ!愛パワーって想像以上だと思います。故に、愛情注げば粉ミルクだろうと母乳だろうと変わらないと私は思っているんです。
しかもさ、あまりにも完璧すぎて子育ても仕事もちゃんとやりたいって、絶対その先にはストレス過多が待ち受けていて、それこそ母乳に響いちゃうんじゃないのと私は思ってしまいましたけど。(あくまで私の感想です。別に母乳とか搾乳について語り合いたいわけじゃない)
Twitterではこの1話に対して、母乳に対する考え方とか、がんばっていた自分と重ねて感動したという意見も数多く見受けられました。
また、「何を選んだとしても、罪悪感は残る」って言う言葉に響くと言う意見も多かったですね。
子育てに正解はないとよく聞くけど、ほんとに正解はないと思います。それに外野がワーワーいうことでもないと思いますわ。一種のモデルケースを目指すと必ず限界が来ると思います。
何をしたって自分にとって失敗したなとか納得いかないことなんて数えだしたらキリがないし子育てなんてなおさらだと思います。
それでも子供がすくすく育つのは愛情があるからだと私は思うんですよね。
最終的にはもうこだわらなくていいやっていうオチは見えている展開だったけれども、面白かったです。
それと前田敦子の、クールな性格も新鮮でしたね。
でもそれくらいかなー・・それ以外の感想はない。
第二話 私が既婚者と寝て学んだ事
セックスレスで離婚した元夫婦のお話です。
私はレスになった経験がないので、レスがどういった状況で陥るのか、何の基準を持ってレスになるとか全く判りません。カップルの数だけ事情があるりますよね、こういうのって。
ただ、セックス=愛とも限らない気はします。それに愛の定義だってそういう人それぞれ違いますし。
前々から思ってたんですが、恋人とだけしかセックスはしちゃいけないっていうのもぶっちゃけ謎な気がします。
私たちの遺伝子的に、恋人とする1人の人とだけセックスすることが許される文化の方が無理がある気がします。
だってこんなに不倫とか浮気とか叩かれてますけど、叩かれてもやる人はやるじゃないですか。抗えない性の欲求。理性がないとかそういう問題じゃなく、遺伝子的に適していないと私は思うんですよね。
でも現実的に、自分の彼や旦那が浮気や不倫したらショックなんです(おい)
でも心の片隅に “遺伝子….”っていうのはぶっちゃけ思います。複雑ですよね。遺伝子だからしょうがないと許せるかって言われたら許せる気はしませんもん。(おい)
ちょっと話ズレましたけど、人間的には愛しているけどどうしても体の相性が合わない・そういう気になれないって場合は別の人とってのもあながち悪くは無いのかもとは思ったりもします。
不倫とか浮気になると、今の社会だと被害者が出てしまいますので相手は選ばないといけませんけどね。
このドラマでは既婚者を選んでましたけど、逆にリスキーじゃん!って私は思ってしまった。奥さんから訴えられたらどうすんのよって。
あと加奈が不倫相手に「なんで不倫を・・」と質問するのですが、あのくだり、相手からしたら相当萎えますよね・・ってちょっと思った。あらあらそれ禁句よ、と。
結局最後は、2人はセックスではなく愛情を選んだって感じで元に戻る流れで終りましたけどね。こればかりは次の展開気になりました。夜の生活この2人どうするんだろうと。
ま、いろんな夫婦の形があっていいーんですよってことよね。これこそ、いわゆる多様性ってやつじゃなかろうか。
第三話 最悪のデートが最高になったわけ
マッチングアプリで出会った還暦を迎えた大人の恋愛模様でした。
結構これ評判良いストーリーみたいですね。私は正直そこまで響きはしなかったけど、最後に「あの時は別れてしまったけれど、そのあと娘が生まれて…」とかお互いの人生をちょびっと語るシーンは良かったです。別れたことも肯定的に捉えられるから。
それよりもですよ、この男女がデートをしていたカフェで同じくマッチングアプリで出会ったであろうカップルもいて、その2人のやりとりが面白かった。「あーわかるわかる」って共感しちゃってね〜。
実は私もアプリでああいう男性と出会ったことがあって、男性は男性で自分の良さをアピールしたかったのかもしれませんけど、「俺は俺は」の話が多くてひいてしまったんですよね。別に男性に限ったことじゃなく、女性でも自分のことマシンガントークで話す人もいますがね。
しかもその時のカップルの女性役がドライブマイカーに出ているみさき役の女優さんだったのでちょっと反応してしまった。
それとね、監督が山下敦弘さんでして、前に山田孝之のカンヌ映画祭ってドラマを作ってたんですけど、これがもうシュールでシュールでシュールで個人的にすごく面白くて「あの人だー!!!」って思って。久々に観たくなった・・w
3話の感想としては、それくらいですね。
Amazonドラマ【モダン・ラブ】全話のネタバレ感想と私おすすめのエピソード
第四話 冬眠中の僕の妻
デザイナーの妻が鬱になってしまい、支える旦那さんの話でした。
この旦那さんがすごくいい人で心から妻を愛していて献身的にサポートするんですよね。
私がちょっと思ったのは、この旦那さんだからこそ救われた部分多そうだな奥さん・・なんて思ってしまいました。ほら、世の中にはここまで献身的にサポートしてくれる旦那さんばっかりじゃないから。
個人的にはあまり響かなかった。
あ、でもとある女性(阿佐ヶ谷姉妹のお姉さん)が出てきて、「今、幸せですか?」と聞くんだけど、私は阿佐谷姉妹のあのコントを思い出しました。
玄関開けたらいる人。
わかる人にはわかる、阿佐ヶ谷姉妹のコント。めちゃくちゃ面白いんですよ。
それ思い出してしまって、これってどういう展開になるだろうか、宗教がらみの話になるんだろうかと思ったら違ったのでちょっと安心しました。
鬱になるきっかけは人それぞれで、人間関係だったり度重なる苦痛が積もり積もって自分を追い込んで発症しちゃうんだろうなって。
体は一度壊れても休めば回復するけど、心はなかなか治らないんですよね。身近な友人から聞いた言葉を思い出しました。
なんか一話でも思ったけど、ちょいちょい環境問題ぶっこんできますよね。ちょびっとだけど。
あと服装がすごくカラフルで可愛いかったですね。感想としてはそれくらい。
第五話 私が信じていた十三日間
え!ホラーですか!!なストーリー。
めちゃくちゃ面白かった。てかモダンどこいった?ラブどこいった?って感じ(いや、ラブ要素はちょっとあったけど結末で全部吹っ飛んだ)
これ何回も見直しました。
1回目は、どんな愛のカタチやらを表現するのかと思いぼーっと見てたらまさかの、ユースケサンタマリアが川に消えて「は?」って感じで終了。
2回目から画面とにらめっこでじっくり観たんだけど、この雰囲気とセリフと演出と、完全に私のドストライク作品だった。
ちょっと考察チックなこと言いますけど、あくまで私の感想ですよ。
洋二は実は桃子の幻想って考えもできますが、途中までは生きていたと思う。
洋二がこの世を去ったのは、おそらく途中で連絡つかなくなった時ですよね。そしてその後、桃子が洋二を探しに森の中にやってきて会った時はもう幽霊となっていたってことですよね。
そしてそれに桃子も気づいていた感じ。だって森の中で2人で食事してた時に、洋二が死ぬことばかり考えるって言ったあたりで、
「死んだらどうなるかなんて誰もわからないって言ったの陽二さんじゃないですか 私もそう思います でも私は今生きてますけど」って言う。
私は、今生きてますけど
って・・・・・・このセリフからして、桃子は気づいていたんですよね、おそらく。
(あなたは死んでいる)私は生きてますけどってことと私は捉えました。
涙ながらにさ「希望は今にだってあります」って訴えかけているのも、もう洋二がこの世にいないって気づいてるんですよね。その後の洋二の意味深な表情がめちゃくちゃ演技が甘くてゾっとした。あの表情、重くて良い。
そして最後のあの川ですよ。「もういいですあきらめます」と言ったのは、あなたを追いかけるのを諦めますってこと?その後洋二が消えてなくなる。マグカップが浮き上がってくる。めちゃくちゃホラー。
しかも最後の最後にカーテンが揺れ動くとか。川で消えたのに、風となってまた現れたの!?怖いんだけどっていう。おしゃれな感じで締めくくられていましたけど。
なんだか1本の映画を見ている気分になりました。正直、何回も観たくなるストーリーでした。黒沢清さんの作品って面白いんですね・・って思ってググったらクリーピーの監督もされていたんですね。
もうホラー感が強くて、モダンラブどこ行った?って感じですし、これ実話にインスパイヤされた作品!?ほんと?と思ったけど、面白かったからよし!笑
Twitterでもまず最初にこの5話から見始める人が多いし、5話が見たくて見始めたって言う人もいるほど。
第六話 彼は私に最後のレッスンをとっておいた
ナオミスコット出てる!に反応しちゃった。
ただ、エマからしたら日本人男性なんて子供に見えちゃわない?どうなんでしょう?アジア人って西洋人より子供っぽく思われがちで、マモルもイケイケじゃなく静かな日本人男性って感じで、マモルにキュンとするエマを見てて、「実際こんなときめくものなのか?」と疑問は抱いた。
ちょっと胸キュン展開はあったしラブラブキャッキャ具合はモダンラブ東京の中で一番感じる。
ただ、国をまたいで会いに来るなんて気軽さにびっくりだし、マモルがトウモロコシを研究しているせいか終始とうもろこしが頭にちらついて、トウモロコシ推しが炸裂。
あれって東京が舞台ですが、実際撮影場所どこだったんですかね?すごいCG感ある映像が多くてここも突っ込みたくなっちゃいました。
それぐらいの感想しか出てこないです。
第七話 彼が奏でるふたりの調べ
まさかのアニメ!!モダンラブ初のアニメーション作品ですね〜。作画は個人的に好みだった。
これは青春時代を刺激されたわぁー思い出してしもたー。主人公に共感しまくりで一番しんみり見ちゃったよ。タマミぃー。
何者かになりたがったりとかさ、酒で無敵になろうとしたりさ。で、いつしか “無理すんの自体もう無理ゲー”ってなって、自然体になっていく。でも不安と焦燥感はなにげにつきまとうってゆーね。
バーのマスターとあんな感じに仲良くなれるのめっちゃ憧れるわ。私はまだ成し遂げられてないな〜って。1人ラーメンも、1人カラオケも、1人回転寿司も行けるのに、1人バーだけはまずまだ行けない私。
“1人バーに行ける女”になれているタマミがうらやましいよ。
「音楽は心の引き出しみたいなところがあって」てところにも共感しましたわ。忘れていた思い出も一気に引き出されちゃいますよね。良いことも辛いことも。しんみりしちゃうよね。
私も相手の名前をググったことあったよ。出てこなかったけどね。てか同姓同名いっぱいで、無理無理。
ほんでさ、梶谷くんがちょいちょいカッコいいセリフ放つんよな。なんなの?あの、何かをわかってる感。そして素直な言葉。
「桜井さんとここにいたい」って、そういう言葉ってさ青春時代なら尚更ストレートに言いにくいのに言っちゃうところ!もう観てるこっちはキュンなんよ。
まわりに付き合ってるって思われるのが恥ずかしい気持ちもわかる。
って感じでさ、これは私の過去の経験の影響大!で、いちいち共感しちゃって終始楽しめた。ぶっちゃけ映画化して欲しいくらい。
モダンラブ東京、おすすめエピソード
全話観て、私が「面白い」と思ったエピソードは5話と、7話です。
5話はもうみんな絶賛していたけど、私もドハマりしてしまった。恋愛要素もあるっちゃあるんだけど、完全にホラーであの雰囲気が面白かった。続きも作って欲しいくらい。
7話はアニメーションなんだけど、自分と重なる部分が多く共感しまくりだったから面白かった。
ま、おすすめエピソードは人の感性や経験によって様々なんで、参考までに。
そんな感じで終わります!