今回は自然災害系の映画で「これ面白かった」と思った映画があるので紹介します。
ドキドキハラハラできて、且つストーリー自体も面白くて何度も観たいと思ったものを厳選。
各作品ごとに概要・簡単なあらすじ・そして私目線の見どころポイントをお話ししますね。
デイ・アフター・トゥモロー
監督 | ローランド・エメリッヒ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2004年 |
原題 | The day after tomorrow |
上映時間 | 124分 |
ジャンル | パニック |
キャスト | デニス・クエイド、ジェイク・ギレンホール、イアン・ホルム ほか |
古代気象学者ジャック・ホールが、自らの研究から地球温暖化による世界規模の大災害を予告。その4カ月後、世界各地で異常気象が発生し、彼の仮説が証明されることに……。「インデペンデンス・デイ」のローランド・エメリッヒ監督によるスペクタクル巨編。ロサンゼルス、ニューヨーク、東京、ロンドンなど、世界の大都市が竜巻や洪水などにより崩壊。その中で生き延びようとする人々の生き様を描く。 出典:http://eiga.com/
異常気象により一瞬にして大都会が氷河期へと突入。必死に生きのびるために戦う人々の姿が描かれています。
デイ・アフター・トゥモローの見どころ

(C)2004 TWENTIETH CENTURY FOX
海洋循環の異常によって世界のあちこちで異常気象が発生。
そして街は最終的に氷河期のような寒気に襲われ、とてつもない冷気(マイナス何度!?)に襲われます。
どれだけ冷たいかというとそれは空を飛んでいるヘリコプラーのプロペラを一瞬で凍らせて停止させる冷気。
当然、その冷気を人間が吸ったら一瞬で肺も凍って即死。肉体も瞬時にして氷のように硬直します。
この冷気は広がる速度は遅いってのが唯一の救い。
冷気に触れると一瞬で即死だけど、逃げる猶予があるので逃げるための作戦や逃げるまでの過程がじっくり描かれているので終始ドキドキハラハラって感じではありません。
余裕を持ってじわじわと襲ってくる緊迫感を楽しめます。
しかもこれ、実は映画の世界だけの話ではなくなっているんです。
今後将来起こり得ることを題材にしているんですよ。
この映画を作った意図はわかりませんが、この映画が公開されて以降、ある学者さんが「これは実際に起こるかもしれない」と語っているんです。
2004年の大ヒット映画「デイ・アフター・トゥモロー」では、気温の変化によって海洋の循環に異常が生じ、地球が破滅的な影響を受ける。この海洋循環は「大西洋子午線逆転循環」と呼ばれる。しかし当時、研究者たちは、映画のストーリーは事実に基づいたものではないと述べていた。ところが、先週科学雑誌「ネイチャー・サイエンティフィック・レポート」で発表された研究で、映画で描かれた海洋循環の崩壊は、当時考えられていたよりも起こる可能性が高いということがわかった。
そんなすぐ氷河期が起こるわけではない(確率は低い)のですが、海洋循環というものは起こる可能性は否定できず、その影響で気温も下がるらしいのです。
そう考えるとこの映画への印象もだいぶ変わります。さすがに映画のように冷気が襲う感じではないと思いますが。
もしこんなことが起こったら・・・と思いながら観るとちょっとゾクゾク感が増しますね。
余談ですがジェイク・ギレンホールが好きな人は下記の作品もおすすめ。
ボルケーノ
監督 | ミック・ジャクソン |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1997年 |
原題 | Volcano |
上映時間 | 106分 |
ジャンル | パニック |
キャスト | トミー・リー・ジョーンズ、アン・ヘッシュ、ギャビー・ホフマン ほか |
中度の地震が続く中、地下鉄工事現場で作業員が事故死する事件が発生。死因は蒸気によるものだとされたが、市の危機監理局(Office of Emergenxy Management)局長であるマイク・ロークはこの街に忍び寄る未曾有の恐怖を感じていた。そして地震学者のエミーは地下での調査中、同僚を失いながらもここで火山活動が行われている事を突き止めた。だが時既に遅し、エネルギーを蓄え過ぎた溶岩流は遂にタール池から噴出、周囲の建造物や椰子の木々を燃やしながらウィルシャー通りに溢れ出た。出典:http://www.allcinema.net/
大都会のLAで火山噴火が突如巻き起こり、マグマが流れ混み人々を襲うパニックストーリーです。
ボルケーノの見どころ
じわじわとゆっくりマグマが襲ってくる緊迫感。
消防車のクレーンで吊るされた人がマグマの上を移動するシーンがあるのですが「あの場所の体感温度って実際何度だろう」「マグマって数メートル離れているだけじゃそれだけで点火するのでは?」と思うものの(笑)ドキドキハラハラはさせられます。
1度はマグマの制圧に成功したと思いきやまた脅威発生したりもするので。
観てて勝手に汗かいちゃいそう。
ただマグマからの逃げ方や対処法などは斬新で、実際にあり得るかどうか?ってことを無視すればとても面白い映像となっています。
そして自然災害パニック作品にありがちな、人命救助と自己犠牲。
この作品には人を助けるために自分を犠牲にするシーンがいくつかあるのですがこういった映像は何度観ても辛いものがありますよね〜。
見せ場であるには変わりないんですが。
相手がマグマである以上、抵抗する手段が人間単体だと逃げる以外にないですから、そこに使命感とか守りたいものがあったら自分を犠牲にしちゃうってのは物語的にはよくある描写。
私はこういうの称賛するタイプではないのですが、映画としては感動的ですね。
パーフェクトストーム
監督 | ウォルフガング・ペーターゼン |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2000年 |
原題 | The Perfect Storm |
上映時間 | 130分 |
ジャンル | アクション |
キャスト | ジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグ、ダイアン・レイン ほか |
1991年、ある漁師たちに降りかかった大嵐“グレイス”。彼らの運命を実話に沿って描いてゆく。ビル10階分に相当する巨大な波のうねり、暴風・豪雨に荒れ狂うハリケーンの映像は圧巻。監督は「U-ボート」のウォルフガング・ペーターゼン。東海岸の古い漁港グロースター。不漁続きで悩む漁師ビリーは、カジキマグロを追って大西洋の東側へ出航。しかしその帰路には、前代未聞の大嵐が待ち構えていた。 出典:http://www.allcinema.net/
パーフェクトストームは実話をもとにした小説を映画化した作品。
カジキマグロを追って大西洋へ出た漁師たちがとんでもない大嵐に見舞われ、必死に生き延びる姿が描かれてます。
パーフェクトストームの見どころ

(C)2000 Warner Bros. All rights reserved.
この作品、扱う題材的に巨大な波に船が飲まれる内容なので海と波と船の映像がほとんど。
もちろんCGやセットで映しているのでしょうがとてもリアルであまり映像に対してはツッコミどころは少なめ。
作り物感があまりないです。
故に映画の世界観にはすっぽり入り込めるのが魅力の1つ。
そして3つの嵐が重なったパーフェクトストーム。そんな嵐の中にいたら当然容赦無く大きな波がこちらが立て直す暇もなく襲ってくるわけで。
やっとの思いで方向転換もできたと思ったらまた超巨大な波がやってきて、心落ち着く間もなく終始ハラハラしてしまいます。
息つく暇もないから休憩シーンちょっと入れて・・と思ったりもして笑
助かったと思ったのに「また来やがったな」のエンドレス。
大海原でしかもパーフェクトストームの中では漁船に乗った人々はただただ無力。
海は眺めるだけならとても美しいのだけど、時に一変して恐怖の自然と化すものですね。それがすごく表れているなって思いました。
それから音楽!!
音楽がいい。すごくすごく音楽が感動的です。
雰囲気がとてもタイタニックを漂わせるもので、調べてみたらなんとタイタニックのサントラを作曲したジェームズホーナーさんが作曲されてました。
“海” “船”を扱っている作品としてあえて同じような雰囲気にしたのか、あるいは作曲者の元々の特徴なのかわかりませんがすごく似ているし、ドラマチック。
音楽の好みによりますが、クラシックが好きでサントラにもよく反応する私としてはとても心に残りました。
ラストの映像ともすごくマッチして涙なしには観られないというか。
余談ですがキャスト陣が超豪華なのにも注目。
まとめ
自然災害系の映画って、ベースは自然災害でも面白みをもたせるために大げさに描いたり、ありえない現象を組み合わせたりするものが多いですよね。
でも実際に起こり得るものをベースとしているので、ちょっと怖さもある。
特に地震とか、台風とか、竜巻とか、「もし本当に起こったら・・」と思うと鳥肌立つものもあるでしょう。
中には危機管理をもたせてくれる映画もあるので、そういった意味でも自然災害系の映画って私たちにとって影響力は強いのかな・・・なんて思ったり。
今後も面白い映画を発見or思い出したら随時更新していきます♪