人魚の眠る家についてのネタバレ感想いきます。
個人的には、お母さん・・怖い・・って思った映画でした。
人魚の眠る家
- 監督:堤幸彦
- 製作年:2018年
- キャスト:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、田中哲司、山口紗弥加 ほか
あらすじを簡単に言うとこれ↓
人魚の眠る家のネタバレ感想
人魚の眠る家は気持ち悪い?怖い?
最先端の機器を使用して、無理やり生かされている瑞穂。
そんな瑞穂の口角を、無理やり機器で引き上げたときは背筋がゾっとしました。
うわー・・・
そこまでして・・・・
と思ってしまった。
あの母親の身になってみたら、誰もがそうなるのだろうか。いやでも口角上げは本当に不気味でした。
延命自体には、もともと私には思うことがあって。
それまでに築き上げてきた家庭のストーリーや事情もあり複雑で、あーだこーだ言いたいつもりはないんですが、意識がないのはただの肉体って考えなんですよね。私の意見としては。
もはや抜け殻、と思うのです。
本人が生きたいのか、生きたくないのかわからない。
でも生かせる希望があったら、そりゃ生かしておきたい。
でも本当にそれでいいのか?って迷いや葛藤もつきものだと思う。
意識はもうないのに、体だけは機械で無理やり生かしておく。
ここまではまだ理解できるけど。
無理やり生きている人間のように娘の体を動かすのは、もはやそれはエゴでしかないと。もう亡くなっている、という現実を受け入れられず、機器で無理やり生かしているのですから・・。
その機器を世に広めたい、もっと素晴らしい物に改良したいと思う若き青年と利害が一致し、娘に機器をつけさせるわけですが・・あの青年も罪深いと思っちゃった。だって母親が現実を見る機会、娘とのお別れの機会を奪ったのだから・・
おかしくなってしまう母親の姿は、切なく不気味に映ってしまいましたね。
こんな感覚で観てしまったので私は感動できなかったし泣くこともありませんでした。
感動仕立てなのかもしれませんが、私はそんな風には映らなかったですね。
そして最後の更地のシーン、娘から臓器提供された子があの更地に行くの、臓器が記憶を宿していると捉えていいのか?
なんか神秘的仕立てな感じで終わりましたね〜
臓器移植って性格が変わるとか、前の主の記憶が受け継がれるってのは、ちょいちょいドラマやネットの情報で見かけますが、そういうこと・・?
と、こんな感じです。
うーん、母親が怖かったな・・な映画でした。
気まずいシーンの有無
ないです。
母親と瑞穂の話がメインで、気まずいシーンはないです。
でも、不気味なシーンは上述したとおりです。
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