今回はおすすめしたい【主人公が報われない映画】を紹介します。
恋愛がテーマではなく、”真剣にあることに取り組んでいただけなのに結末で不幸になってしまう系” のお話です。
まさかの結末。主人公がかわいそすぎる報われない映画3選
ディパーテッド
ディパーテッドの概要
監督 | マーティン・スコセッシ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2006年 |
原題 | The Departed |
上映時間 | 152分 |
ジャンル | サスペンス |
キャスト | レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ ほか |
これは有名な映画なんで知っている人多いかもしれませんね。
ディパーテッドのあらすじ
警察に潜入したマフィアの内通者の男とマフィア組織に潜入した警察官の駆け引きを描いた作品です。
香港映画『インファナル・アフェア』をリメイクしたもので、日本でも西島秀俊と香川照之が出演した『ダブルフェイス』がこの映画のリメイクとして放送されました。
ディパーテッドのみどころ
主人公2人の駆け引きや心情の変化、最後の最後まで目が離せない構成に感動。
登場キャスト大物すぎるんだけど、マークウォールバーグがサブキャラみたいな存在で映っているのもなんだか時代を感じる(彼すごい役を担っていはいるのですけどね)
お互いが潜入している身で、次第に正体がバレそうになるけどバレない。でも最終的にお互いがお互いの正体に気づく。ここからがめちゃくちゃ面白い。駆け引きにヒヤヒヤする。
見る側はやはり正義の警察官(ディカプリオ)に感情移入するんですが、善悪ってなんなんだろうって思わされます。
悪に浸っていたけど善に目覚めた人は結局報われないのか?善は善のまま救われないのか?ある意味ちょっぴり胸糞かもしれない。
衝撃的な結末に「え!?」と驚かせてくれる作品でもあります。
鑑定士と顔のない依頼人
鑑定士と顔のない依頼人の概要
監督 | ジュゼッペ・トルナトーレ |
製作国 | イタリア |
製作年 | 2013年 |
原題 | La migliore offerta/The Best Offer |
上映時間 | 131分 |
ジャンル | ミステリー |
キャスト | ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、シルヴィア・フークス ほか |
「ニュー・シネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」を手がけたジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品。
鑑定士と顔のない依頼人のあらすじ
天才的な鑑定士バージル・オドマンはある日、両親が残した絵画などを査定してほしいと言う女性の依頼で屋敷に行く。
彼女の名前はクレア。
バージルは言われた屋敷に行くが彼女は部屋にこもったまま姿を現さず、そしてドア越しでのやりとりが続く。
いつしかバージルはクレアに恋をし、クレアも心を開くようになっていくのだが…。
鑑定士と顔のない依頼人のみどころ
(これネタバレになっちゃうかも;)
バージルが大きなトラップにかかってしまうのが最大のみどころ。そして結末のどんでん返し。点と点が繋がる感じは伏線回収好きな人はきっとゾクゾクすると思う。
自業自得と言ってしまえばそれまでなんですが、老人のピュアな気持ちさに尊さを抱いてしまってちょびっと辛くなった。
バージルのセリフ「偽物の中にも本物はいる」って彼の恋愛にも被っているんですよね。
本物や偽物の絵画などの美術品に見慣れてきたのに恋愛においての本物と偽物にはジャッジすることができなった・・・というね。人間だから感情がつきまとったら冷静に判断できなくなるのかも。
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密の概要
監督 | モルテン・ティルドゥム |
製作国 | イギリス、アメリカ |
製作年 | 2014年 |
原題 | The Imitation Game |
上映時間 | 115分 |
ジャンル | 歴史 |
キャスト | ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、チャールズ・ダンス ほか |
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のあらすじ
第二次世界大戦時、ドイツ軍の暗号 “エニグマ”。 解読不可能と言われた暗号解読に挑んだのが天才数学者のアラン・チューリングだった。彼はエニグマ暗号の解読に奮闘していくのだが….。英国政府が50年間隠し続けた、一人の数学者の数奇な真実の物語です。
イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のみどころ
切なすぎて主人公が哀れすぎて私は泣きすぎて鼻水垂れました。
泣く系ではない歴史ドラマなのに結末で大号泣。
「こんな偉業を成し遂げた人にこんな仕打ち!?はぁ!?!?」っていう怒りと悲しみがゴッチャになった涙。つまり、報われないのです。ああ・・。
時代が違えば彼は幸せに生きられただろうに….そう思えて仕方ありません。
そして名優ベネディクト・カンバーバッチとキーラ・ナイトレイが出ているから演技力はもちろんのこと毎度毎度彼らの演技には痺れます。
最後に文章が流れるのですが、そこでさらに涙のKOパンチされました。(より一層、なぜ彼がそんな仕打ちを….と思うはず)
第87回アカデミー賞で8部門にノミネートされ、脚色賞を受賞しただけのことはあります。何度観ても胸が締め付けられる。
まとめ
切ない結末の映画を紹介させてもらいました。
主人公が報われい映画って胸糞系とも似ていますよね…。