映画「プーと大人になった僕」を鑑賞しました。
プーのセリフが名言で、仕事辞めたくなるんだけど笑
人によって好みがわかれるかな〜と思いつつ、私はかなりグサっときたところがありまして面白かったですよ。
それは、本当にやりたかったことのヒントが”何もしない”ってところに隠されているのかもと思ったからです。
あらすじやネタバレ感想をお話ししたいと思います。
映画「プーと大人になった僕」の概要
監督 | マーク・フォースター |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2018年 |
原題 | Christopher Robin |
上映時間 | 104分 |
ジャンル | ドラマ、ファンタジー |
キャスト | ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル、マーク・ゲイティス ほか |
映画「プーと大人になった僕」のあらすじ
ディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」を実写化した作品。
少年クリストファー・ロビンは子供のころに大好きなプーさんとの楽しい日々を過ごします。
あることがきっかけでプーさんと仲間たちと離れ離れとなり、大人になったクリストファー・ロビンは多忙のあまり大切な家族との約束をやぶり、うまくいかない人生に悩むように、、、。
そんなときプーと再会を果たします。
この再開をきっかけに、クリストファー・ロビンは忘れてしまっていた大切なものを思い出していきます。
映画「プーと大人になった僕」のネタバレ感想
私の感想を交えたみどころをお話ししたいと思います。
まるでぬいぐるみ。映画「プーと大人になった僕」のプーさん
いろいろ言いたいことはあるのですが、まずはこれ!
プーさん、ぬいぐるみ・・?!!?!?
ぬ、ぬいぐるみが動いている・・・。
なにこれめっちゃきゃわいーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!
あのぬいぐるみ感あるプーさんですよ。CG感があまりない。だってぬいぐるみをそのまま動かしている見た目なんですもの。
プーさんを実写化するとああなるのですね。フッサフサでもこもこ。
そして声について。そいや探偵ピカチュウっていう映画あったじゃないですか。あれはピカチュウの声に驚愕しましたけど、プーさんはアニメから元々大人な声だから対して違和感ありませんでした。
ただめっちゃくちゃぬいぐるみ感。
そこらへんのマスコットがそのまま動いたような映像で面白かったです。
プーさんの手の動きから何から何までとても愛くるしいし、ゆっくりとろ〜んと、たまにオチョオチョ動く感じがたまりませんね。
クリストファー・ロビンの目線を考えてあえてそういうつくりにしたのかな?
プーさんの無知さがまたかわいいのだけど、大切なことが無意識にもわかっているような気がしました。ここなんですよ。
仕事辞めたくなる(汗)不覚にもプーさんの名言に刺激されてしまう
予習なしで観たのでなんとなく「大人でも泣ける感動映画なのかな〜」って思っていたんです。感動仕立て、お涙頂戴的な。
実際ちょっと感動する場面はありますけど、全体的に考えたら泣ける映画とはちと違うと思いました。
人それぞれ感性は異なりますのでどこが琴線に触れるかわかりませんが。
主人公のクリストファー・ロビンが大人になっている設定が肝で “仕事に打ち込むあまり大事なものを見失っていて切羽詰まっている” 設定からして、プーさんと出会ってから大切なことがわかる的なストーリーはありがちな内容です。
でも、プーさんの「何もしないをする」というのが多忙な毎日を送る大人には響くんじゃないかって。
これ私の中ではかなりの名言。
正式には、「何もしないということは何か最高なものへ導く」ってセリフで
英語ですと、「Doing nothing often leads to the very best of something.」というらしい。
プーさん名言まとめでよく見るセリフです。
私はそこまで多忙、とまではいかないけれど “常に何かしていないと” とか “常に何か考えていなと” とか考えていて “何もしないをする” なんて1ミリも考えてこなかったんです。
大人って頭を空っぽにする活動ってないですよね。時間を無駄にしない!って考えが叩き込まれている感じがする。子供の時は結構ボーっとすることあったのにね。仕事に追われることもなくて、したいがままに生きていた。
最近瞑想とか人気が高まっているじゃないですか。
無になることの重要性が注目されているんですよね。
瞑想のメリットって一番は呼吸に集中することによってストレスが軽減されたりとか様々なものがあるんでしょうけど、頭を空っぽにすることによってヒラメキとか、アイデアが思いついたりもするので、無になるってこと結構大事な気がしているんです。
お風呂に入ったり、トイレに入ったり気が抜けた瞬間って一瞬でも頭が空っぽになりますよね。思考が停止する感じ。そういうときに頭の中にふっと何かが降ってくる。
うまく言えないのですが、そういう時に「あ、あれやりたい」とか思ったりもするんですよね。そういうの、実は本当の心の声だったりもする。
私が言いたいことは、プーさんのセリフ「何もしないをする」は私たち大人が思う以上に私たちにとってメリットが多く大切なのでは?ってことです。
そして何もしないことをする、つまりはボーッとする=私たちが本当にやりたいことが明確になるのではって私は思うのです。
プーさんのセリフに心動かされた人、私だけじゃないはず。
てか仕事辞めたくなるかも。
忙しくて自分の時間が持てず毎日大変な生活をおくっている人にとっては、仕事辞めたくなるかもです。
これは感動映画じゃない。全大人に観てほしい映画「最高の人生の見つけ方」(日本版)
映画「プーと大人になった僕」は泣ける?感動する?
私は泣きはしませんでしたが、感動映画には近いかも。
最初はそういう映画と思ったけど、別に無理やりお涙頂戴って雰囲気ではなかったです。
どっちかというと、イキった言い方すると気づきを得る映画って感じに思います。
なんか心の琴線に触れるというか。故に感動する、的な。
仕事辞めたくなる人もいそうだし。何もしないをする、ってことに影響を受ける人もいそう。本当に辞める人はいないでしょうけど。
映画「プーと大人になった僕」の登場キャラ「イーヨー」のネガティブセリフが面白い
クスっと笑ってしまった箇所も多々あって、それも映画の見どころというか良さでした。
私はプーさんの元の原作を知らないのですが、プーさんの仲間のイーヨー(灰色のロバ)のスーパーネガティブ発言がちょっとギャグ感あって面白かったです笑
すんごいマイナス思考ってかw
ああいうセリフのセンス、アメリカならではいつも感心しちゃう。
しかもあのぬいぐるみな見た目で発言するからギャップにやられて余計笑えるし愛くるしい。
大切なことがわかっているプーさんが羨ましい
プーさんを眺めていて思ったのは、プーさんって自分の本能に従ってただしたいことだけをしているんだなって。
何もしないをする というのも彼がしたいからしていること。
無意識において自分に必要なことがわかっているかのようで羨ましく思ってしまった。
毎日を大事にしているんですよ、この子たち。今日が最高の日って今を大事に思っている。
本来私たちは子供の頃、何もせずにボーッとしたり、したいことをしていたのに、いつから何もできなくなってしまったんだろう・・・って思い耽ってしまったんですよね。
ある意味ショックな作品。
てか、見方を変えると、かなりスピリチュアル的な映画では・・?
まとめ
最初は「もしかしてちょっと子供向けなのかな・・?」なんて思ったりもしましたが、全然そんなことはなくてむしろ大人こそ観る作品だなって思いました。
もちろん登場するプーさんと仲間たちはとても可愛い。
そういった部分も楽しみつつ、プーさんのセリフに傾けるときっと大人の心に響く部分があるはず、な〜んて思っています。