プリデスティネーションのネタバレ感想いきます。
プリデスティネーションの概要
プリデスティネーション Predestination は宿命という意味です。
- 監督:マイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ
- 製作年:2014年
- キャスト:イーサン・ホーク、サラ・スヌーク ほか
監督2人、名前からして兄弟っぽいですね。
スーパー端折ってあらすじいうと「ニューヨークの酒場で青年がバーテンダーに出会い身の上話をしてたらバーテンダーは自分の過去を知っていて「は!?」ってなって、バーテンダーは自分だったと後で知る話」。
私サラスヌーク好きなんですよ〜、下記映画にも出てます。
イーサンホークの演技も引き込まれますね〜。
プリデスティネーションのネタバレ感想
二回目観て、やっとこさ?理解した気になっています。
でも疑問が拭えない!
なお、私は原作「輪廻の蛇」は読んでいません。
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【あらすじ】プリデスティネーションのストーリーをわかりやすく言うと
間違ってたらごめんなさいね。
1970年、青年ジョンはポップ酒場というバーでバーテンダー男と出会う
ジョンは過去の生い立ちをバーテンダーに話す。孤児院に預けられ、女の子にしては力があり喧嘩が強かった。性行為や自分の顔に違和感があり結婚できないと思っていた。
スペースコープでの宇宙飛行士専門の慰め役(娼婦?)に応募しトレーニングするもケンカで資格剥奪。
(実際はジェーンの両性器が理由で剥奪された。しかもスペースコープは本当は宇宙とか関係なく、時空警察のスカウト機関だったがこの時は知らされていない)
その後、ジェーンはとある男性と会い、恋に落ち、出産。
その直後医師に「あなたは二つの性器があり、出産時に出血がひどく子宮や卵巣を取ってその代わり男性性器を再建した」と言われる。
その後、赤ちゃんが謎の男に盗まれ、失意のどん底に。
ジェーンは性転換をやり終え、男ジョンして生き始める。そして雑誌にエッセイを載せ生活するが、自分の人生を壊したその男をまだ殺したいほど恨んでいた。
ジョンの生い立ちを聞いたバーテンダー男が、「その男を差し出す代わりに、俺の仕事を継いでくれ」と言い出す。ジョンの過去もバーテンダー男は知っていた。
戸惑いつつもジョンは申し出を受け入れる。
バーテンダー男は時標変界キット(タイムマシン)でジョンと共に1963に飛ばす。
1963はまだ女だったジョンと、恋に落ちたあの男が出会った年。そしてジョンはジェーンと出会う。それを見届けるバーテンダー男。ジョンとジェーン(昔のジョン)はすぐに良い仲になっていた。それもそのはず。昔の自分と話しているわけで、自分の気持ちがわかる。故にジェーンの気持ちを掴むのがうまかった。
バーテンダー男は単独で1970年に飛び、爆弾魔を見つけ格闘。その後、火炙りになってる謎の男を発見。その男の近くにタイムマシンがあり、バーテンダー男はそのタイムマシンをソっと差し出す。そしてその火あぶり男は1992に設定し消えてしまった。
その後バーテンダー男は1964に飛ぶ。1965に大爆発が起こりそれを阻止したいから。
1964に飛んだバーテン男、ジェーンの赤ちゃんをさらう。その赤ちゃんを抱えたまま1945に飛ぶ。そして孤児院に預ける。
バーテン男1963に飛ぶ。ジョンとジェーンはベンチで良い仲に。バーテン男に気づいたジョンはジェーンの元を去る。
ジョンとバーテン男は共に1985に飛ぶ。
バーテン男1975にまた飛ぶ。タイムマシンの機能を停止する。つまりもう彼の任務終了ってこと。
しかし問題発生。タイムマシンエラーになる。
バーテン男、タイプライター買ってエッセイ書く。
そして本部の人間に渡された資料をもとに、爆発犯をとらえにコインランドリーにいく。
しかし、そこにいた爆弾魔は年老いた自分だった。
その年老いた爆弾魔は「大惨事を防ぐために爆発させている」と、言った。(ちょっとヤバそうな思想)
バーテンダー男、取り乱しその年老いた自分を殺してしまう。
物語、ここで終了。
プリデスティネーションのネタバレ感想
一回じゃわからなかったわ!!!
いや、ジェーン、ジョン、バーテンダー、爆弾魔が全員同一人物ってのはわかったのよ。
でも物語の理解が全然できなくって、疑問が残り3回も観ましたわ。(それでも理解できていないと思う、私)
だって過去と未来行ったり来たりで、誰目線でどう時間軸を追っていけばいいか混乱してしまいまして!笑
結局は、自分がこの騒動を巻き起こして、自分で解決?して終わったってことですよね。(いや、終わったのか?)
そしてジョンは組織の精度UPのために良いように使われてしまっただけな気がする。
プリデスティネーション ロバートソンの正体
この人は単純に時空警察の本部のお偉いおっちゃんよね?そして組織のことを一番に考えている感じ。
それ以上でもそれ以下でもないって私は捉えています。
ロバートソンは全てを最初から知っていて、ジョンをスカウトし、ジョンが最後爆弾魔を殺すところまで分かっていて、宿命かのようにジョンを時空の渦にぶっ飛ばした人。
そのために、いろんなところに種まきしてた人物。
だってさ、ちょいちょいいろんな時代で登場するロバートソン、全く老けも若返りもしていなかった。ロバートソンはいつもあの見た目のロバートソンだった。
全てを知っていたって感じします。
最後にジョンに爆弾魔の資料を渡したのも、ジョンが最後に爆弾魔を殺すことになっていたのを知ってたから。そんでタネを撒いたのかと。
んでロバートソンの目的は爆弾魔とか犯罪者を第一に捕まえることではなく、組織を成長させることにあるんじゃなかろうかと。
だって冒頭でジョンが包帯巻きで「爆弾魔は?」と同僚に聞いた時、「気にしなくていい」と言われたし、その後のナレーションで、全ての容疑者が教材でそれで俺らは腕磨く的なこと流れたし。
爆弾魔を捕まえることは、組織的にはどうでもいいって感じに思えた。
プリデスティネーションの疑問
少し理解した気になっているけど、疑問もある!
それは、
ジョン、いつ輪廻の輪を抜けられるの?ってこと。
これ永遠と続くんじゃないのこれ?
最後ジョンが己を未来の爆弾魔と気づくことってある?
しかもタイムスリップしていけば精神病や認知症になるから、いつまで経っても「抜け出さないと」とかそういうのも気づかないよね?
いつか終わりが来るのこれ??
おいた爆弾魔を最後ジョンは撃ち殺したけど、自分が老いたとき、もう認知症が進んで「過去から自分が自分を殺しに来るかも」なんてこと忘れて宿命通りに進んじゃわない??
完結するの??この輪廻。
未来が気になりすぎました。
プリデスティネーションのツッコミどころ
私が反応したのは、超些細なことですがタイムスリップ後の映像がなんか陳腐に感じてしまったんですよね。
タイムスリップした時はシュっと消えるけど、その直後タイムスリップ先で着地してオエオエするじゃないですか。
その映像が、まるでバラエティー番組とかでよくありがちな、変身!って叫んで飛び跳ねて、映像が変わり変身した姿でジャンプし終わるベタな映像と似てて!
全てが全てそうじゃないんですけど、いくつかそういった映像に見えてしまった。
なんか変に飛ばなくても画面切り替えるだけでいいのに・・・なんて思ってしまった笑
プリデスティネーションが好きな人はこんな人
- 伏線回収ありまくり映画が好きな人
- ミステリー映画が好きな人
- タイムトラベラー映画が好きな人