今回は復讐を題材にした映画を紹介します。
子供を殺された、親友を殺された、罠にはめられた、無理強いさせられたなど、様々な動機からの復讐劇。
洋画・邦画ともに紹介。アクションやサスペンスなど多岐にわたります。
悲しい結末もあるので、結末スカっとするかはあなた次第・・・
絶対に許さない。復讐を題材にした映画9選
選んだ基準は、私が「面白い」と思った&復讐だと感じた作品です。
当然ですが、全作みっちり鑑賞した上での感想です。
女は二度決断する
子供を殺された親による復讐劇です。
製作:2017年
出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット、ヨハネス・クリシ ほか
あらすじ
ドイツ人の女性カティヤは、元麻薬の密売人をしていたヌーリと平穏な暮らしをしていた。そんなある日、ヌーリの職場前でテロの爆発事件が起こり、ヌーリと息子が犠牲となってしまった。耐え難い喪失感と憎しみに中にいた彼女は、ある決断をする。
私の感想
とある女性の悲劇の連続を描いた物語で、その壮絶な喪失感を演じる主演のダイアンさんの演技力のすごさよ。
そりゃああなるよね、自暴自棄になるよね、どこに何をぶつけたら良いかわからないって観てて思います。少しは希望の光が舞い込んでくれてもいいのに、尽く救いようがない事実が舞い込んでくる。
あ、彼女にとって唯一の希望の光は考えようにはあったかもしれない。それが犯人の存在。
個人的には、ラストの展開までどうなるのか読めそうで読めないし淡々と暗く思い内容が進むので「このテンションで終わるのか・・?」としんどくなりました。
が、最後のあの展開です。あれを観るがわはどう受け止めるか。
人によってはラスト結末が胸糞だったり後味悪く映るかもしれない。
正直、スカっとはしない。
余談ですが、主演のダイアン・クルーガーさんはウォーキングデッドのダリル役ノーマン・リーダスです。(ウオオオオ!と反応しちゃった)
プロミシングヤングウーマン
親友を殺された復讐劇です。
製作:2020年
出演:キャリー・マリガン、アダム・ブロディ、レイ・ニコルソン ほか
あらすじ
優秀な頭脳の持ち主キャシーは平凡な暮らしをしていた。しかし彼女は夜な夜な街へくり出し、もうひとつの顔で謎の行動をしていた。彼女はとある事件がきっかけとなり、自分の人生を棒に振るった過去があった。やがて彼女はとある男性に近づき….
私の感想
最後の最後の最後でスカッと展開ですね。
正直、ラストの展開まで「え・・これで終わるん?消化できないんだけど」と私は思いそうになったので、飽きそうになっても最後まで堪えてみて欲しい。
結構評価が高い作品だから「このままで終わるはずなかろう」ってモチベーションで耐えた。
で、最後にあのシーンですよ。
綿密な計画がしっかりと練られていたってことですね。こから彼女の復讐劇が始まるぞ〜と思いきやあっけない展開に拍子抜け・・な構想はちょっと捻りが効いててよかった。復讐劇って復讐が成功するだけじゃつまらない場合もあるから。
って思ったらあの展開。
この映画に関しては、スカっとしたい人におすすめの内容と思いました。
余談ですが、製作陣の中に「スキャンダル」で知られる女優のマーゴット・ロビーがいるではありませんか!ちょっと反応した。
グッド・ライヤー
精神的・肉体的に傷つけられた女の復讐劇です。
これが熟年カップルのストーリーで、結末どんでん返しありの復讐劇。
結末が最高にシビれます。
詳細は下記ページにまとめました。
キャッシュトラック
子供を殺された親による復讐劇です。
製作:2021年
出演:ジェイソン・ステイサム、ジェフリー・ドノバン、ホルト・マッキャラニー、ジョシュ・ハートネット ほか
あらすじ
現金輸送車の武装警備専門会社に面接にきたパトリック。見事採用され、警備の職務にあたる。しかしこの男、何かおかしい。
私の感想
過去に息子を殺された復讐劇で、ギャングのボスって立場でいかついキャラなのに子供のことは心底愛していたパトリック。
そんな愛息子が殺されたらギャングのボスさ大発揮ですよね。
卓越した身体能力とその計画性の高さで復讐劇をやり遂げます。その執念たるや。
話自体はそ〜んな面白いわけじゃなくて、なんだろう、今一つって感じなんです。アクショーンシーンもそこまで迫力あるわけじゃないし、最後の復讐シーンも静かで意外性はなかったし。
一応、ゴリゴリの復讐劇と強盗を組み合わせた感じの話なので紹介しました。ジェイソンステイサムとガイリッチー監督の作品ファンにとっては楽しめるかもだけど(マークウォールバーグ × ピーターバーグみたいな、俳優と監督の組み合わせ)
私は今ひとつって感じでした。執念さは伝わった!
あと、話とは関係ないんですがサントラが耳に残る・・
ザ・シューター/極大射程
罠にはめられた男の復讐劇です。
製作:2007年
出演:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローヴァーほか
あらすじ
米海兵隊の敏腕狙撃手ボブ・リー・スワガーアフリカの任務で援軍に見捨てられ、相棒のトニーが命をおとしてしまう。3年後、スワガーは一線を退き、山中で平凡な生活を送っていた。そんなある日、彼の元に退役したアイザック・ジョンソン大佐とその部下たちが訪ね、ある仕事を依頼される。しぶしぶ協力したスワガーだったがある罠にはめられてしまい・・・。
私の感想
陰謀に絡んだ復讐劇。いわゆる、嵌められてしまったってやつ。
国のために尽くしてきた主人公のスワガーが、徹底的に嵌められ、追い詰められっぷりがえぐいです。
ですが彼は敏腕シューター。彼も彼なりの誰にも負けない技術があったもんだから、一筋縄でいかず、最終的に彼が暴走するってわけ。
敏腕シューターの彼ならではの最後の復讐シーンにきっとあなたも心の底からスカっとするはず。
敵にはめられてどんどん切羽詰まるから、結末までイライラするんですね。でも最後に復讐というシーンでイライラを浄化してくれるので爽快感は抜群の映画。笑
彼の射撃シーンは見ものです。
ちなみに、アマゾンオリジナルドラマの「ターミナルリスト」ってドラマがあるんですが、こちらも復讐劇でめっちゃ面白いです。
明るいイメージのクリスプラットが復讐に燃える役を演じます。
クリスプラットが復讐の鬼に。Amazonドラマ「ターミナルリスト」のネタバレ感想
レヴェナント
子供を殺された親による復讐劇です。
製作:2015年
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ウィル・ポールター ほか
あらすじ
ヒュー・グラスは仲間から裏切りにあい、息子を殺されてしまった。耐え難い喪失感と、仲間への怒り。復讐心に染まったヒューは息子を殺めた人物を探しに旅に出る。旅の途中、熊に襲われ瀕死の状態に陥るも執念の力で息抜くが…
私の感想
映像(CG駆使)とディカプリオの演技力の凄さたるや。もはやレオ様なんて称号は吹っ飛ぶってくらいの演技に圧巻された。
熊に襲われるシーンにおいては、執念と恨み辛みが生きる力を与えたんだろうけど…あの瀕死な状態がえぐい。
もうね、魂が全体が復讐の塊となって生命力につながった感。もはや狂気の域。
その演技は本当に素晴らしいけど、正直しんどい。
あまりに衝撃的でリアルだから、私もう観たくないですもん。(どうせそのうちまた観るけど)
SAWのようなグロさとは違って、「実際に熊に襲われたらああなるのか…」なんて想像しつつ観ちゃうので痛そうって感覚が入るんですよね。この感覚、ローンサバイバーを観た時にも思ったな(あれも痛々しい映像が連続で流れるから)
セリフも少ないんですよ。この作品。なのにキャラの感情や周りの雰囲気が手に取るようにわかる映し方。
映像で良い意味でやられます。
レヴェナントの感想ってどんな感じ?って聞かれたら「痛い。」で済ませたくなる笑
女神の見えざる手
罠にはめられた女の復讐劇です。
女神の見えざる手/ジェシカ・チャステイン[DVD]【返品種別A】
製作:2016年
出演:ジェシカ・チャステイン、マーク・ストロング、サム・ウォーターストンほか
あらすじ
政府を影で動かす“戦略の天才”ロビイストを描くサスペンスストーリー。
ロビイストのエリザベスは、銃擁護派団体から仕事を依頼され銃規制法案を廃案に持ち込んでくれと頼まれるが、信念に反する仕事はできないと、依頼を拒否。
部下を引き連れ小さなロビー会社へと移籍。奇策ともいえる戦略によって、自分たちに有利な方向へもっていくのですが、エリザベスの過去の弱みを握られどんどん崖っぷちに追いやられてしまいます。
そして事態は予測できない方向へと進んでいく・・・・
私の感想
最後に大どんでん返しが待っているので、結末ひっくり返る系作品としてよく名を聞く作品です。ですが、彼女の巧みな復讐によって事態がひっくり返る様は圧巻。
弱みを握られたが故に窮地に陥っていって….からのクライマックスの展開がから終盤まではイラっとします。
さらに、割と淡々と事が進むので、途中まで若干眠くなるのですが(こんな感じね〜ふ〜んってつまんない感)最後の最後ですっきりさせてくれますから頑張って観続けてください。
まさかの展開に騙された。結末にドンデン返しがある映画7選|ベタ作品も含め面白かった作品のみ紹
ジェイソン・ボーン
罠にはめられた男の復讐劇です。
監督:ポール・グリーングラスほか
製作:2016年
出演:マット・デイモン、トミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ヴィキャンデルほか
人気のボーンシリーズ、これも長く続いていますね〜。
あらすじ
ボーンが消息を絶ってから何年もの歳月が経過したある日、元同僚であるニッキーから「恐ろしい極秘プログラム」について告げられます。その動き出したボーンをCIAエージェントのリーが潰しにかかるわけですが…。
私の感想
“史上最も危険な兵器”であるボーンは、追跡者をうまくかわし反撃していくのですが、敵もものすごい執念でボーンを追い詰めていくのが見どころ。
「おいおいそこまでするか!?」的な。まぁでもボーンの身体能力がズバ抜けているから敵からしたら脅威でしかないでしょうけど。
ボーンシリーズはアクション系ですがストーリーの構成も素晴らしくて感情移入させられちゃうんですよね。飽きさせないテンポ感も素晴らしい。
この映画はボーン自身が父親を殺した敵に対して、復讐心メラメラ。アクションが見ものです。
名もなき世界のエンドロール
恋人(友人)を殺された男たちによる復讐劇です。
監督:佐藤祐市
製作:2021年
出演:岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、柄本明、中村アン、石丸謙二郎 ほか
あらすじ
キダとマコト、ヨッチは複雑で寂しい家庭環境で育ち互いに支えながら生きてきた。やがて成人となった頃、ヨッチが姿を消す。
車の整備工場で働くキダとマコトのもとに、車の修理依頼でやってきたモデルのリサ。そんなリサに好意を抱くマコト。リサにふさわしい男になるためマコトは会社経営者にまで登り詰めたわけだが、そこにはある執念が渦巻いていた。
私の感想
結構わかりやすい構成なんで、途中で「あれ、これ結末ああなるんでは。。」と予想できちゃう人多いかも。実際、そういったコメント多々。
キャッチコピーが良くなかったみたい。ラスト20分に真実が〜とか言われちゃうと、構えちゃうじゃんね。
それに、事がトントン表紙にうまく運んでいく様もそう感じさせたのかも。
ドンで返し目的で見ると拍子抜けするかもですが、復讐映画として観るならなかなかおもしろかったですね。
感情は動かされます。邦画あるあるって感じでしょうか。復讐心にかられ、執念がモチベーションとなり、そして計画を実行ってシンプルなストーリーですけど、残された彼がかわいそうで切ない。ここに感情が動かされましたわ。
復讐ってさ、スカっとする場合もあれば、自滅するパターンもあって、でも共通して言えることは、幸せになる人はいないって事。
スカっとしてもそれは一時的なアドレナリンであって、幸福感とはまるで違うからね・・。結局は虚無感へ向かうものだと私は思ってる。
なんかそういった感情を味合わせてもらったって感じ。
だから、繰り返しますが伏線回収とかどんでん返し目的で観るのはちょっと面白さが半減しちゃうんですよね・・。
余談ですが・・・このぺージを書いていて思うのですが、復讐映画って結末ひっくり返るパターン多いですね(どんでん返し的な)
あ、でも私が面白いと思った作品がたまたまそういう系だったってだけかな。ここでは私がおもろいと思ったものしか載せていないし・・・・(あ、ただのぼやきです)
ということで紹介映画は終わります。随時更新中!
ついでに大どんでん返し映画のおすすめも併せて紹介しておきます↓