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異食症の映画 Swallow(スワロウ)のネタバレ感想。曲やラストの薬について

映画 Swallow(スワロウ)を鑑賞しました。

異物を飲み込む映画です。

ジャンル的にはスリラー(ホラーという見方も)とありますが全くスリラーの要素は私はないと感じました。

いろんな見方がされている作品で、私はこの女性は幼少期に満たされなかった愛情が違う形となって大人になって現れてしまったのだなぁと感じました。

私が感じたことを、見所ポイントと絡めながらお話ししたいと思います。

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スワロウの概要・あらすじ

概要

監督 カーロ・ミラベラ=デイビス
製作国 フランス・アメリカ
製作年 2019年
原題 Swallow
上映時間 95分
ジャンル ヒューマン・スリラー
キャスト ヘイリー・ベネット、オースティン・ストウェル、エリザベス・マーヴェル、デヴィッド・ラッシュ ほか

スワロウのあらすじ

ニューヨーク郊外の邸宅で、誰もがうらやむような暮らしを手に入れたハンター。しかし、まともに話を聞いてくれない夫や、彼女を蔑ろにする義父母の存在など、彼女を取り巻く日常は孤独で息苦しいものだった。そんな中、ハンターの妊娠が発覚し、夫と義父母は待望の第一子に歓喜の声をあげるが、ハンターの孤独はこれまで以上に深くなっていった。ある日、ふとしたことからガラス玉を飲み込みたいという衝動にかられたハンターは、ガラス玉を口に入れて飲み込んでしまう。そこでハンターが痛みとともに感じたのは、得も言われぬ充足感と快楽だった。異物を飲み込むことに多幸感を抱くようになったハンターは、さらなる危険なものを飲み込みたい欲望にかられていく。 https://eiga.com/

スワロウのネタバレ感想

幼少期、満たされなかった愛への欲求が大人になって現れたのだな・・・という感想をまず第一に思いました。

中盤までは金持ち裕福家庭生まれの夫の態度にストレスを感じ、精神的に病んでしまって異物を飲んで憂さ晴らしする女性と思ってたんです。

でも後半に行くにつれ、幼少期に問題があったことが明かされていきました。

何でもかんでも幼少期の問題と決めつけるのはいかがなものですが、それでも幼少期に一定の愛情を与えられなかった子供は、やはり大人になって苦労するものだと私は思うんです。

監督がどういうメッセージを込めて作ったか定かではありませんが、後半に父親を訪ねたシーンを加えたことから、異物を飲み込んでしまう事と深く関わりがあるのは否めません。

全くストーリーは違いますが、近年見た映画の中だとジョーカーという映画に対しても私は同じ思いを抱きましたね。

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あれは悪のヒーローを描いた作品ですけど、幼少期があまりにもひどすぎた。

これを深く話すと人間と愛に関する話になるのであまり深くは言及しませんが、子供の頃に満たされなかったものが大人になって違う形で現れ苦労するってよく聞く話ですよね。

 

話をスワロウに戻します。

大人になった彼女は、エリートでお金持ちの旦那(しかもそこそこイケメン)をゲットし何不自由ない幸せな家庭を築いたわけだけど、ここでもまた満たされない思いに駆られてしまう。

完璧主義もあったせいか、常に自分の欲求を押さえ込んでいた。

そして異物を飲み込むことで幸せを感じる異食症になってしまった。まさに自傷行為。

私の周りにも幼少期、自傷行為している子がいて・・今振り返ると、その子の話的に家庭環境にかなり問題があったんですよね。当時私は全く理解していなかったけど。

逃げ場がないし、己を傷つけることで幸せや生きていることを実感するのかな。(これに対しては知識がないのでわかりませんが;)

そしてクライマックスでは家を飛び出し、すべての原因である父親と会う。

彼女なりの解決策の1つになったのでしょうね。ここを映すってことは、やはり幼少期が原因だったのかなって思っちゃう。

最後にお医者さんに薬をもらっていましたよね。中絶薬。便器が真っ赤になっていたのが衝撃・・。その薬をアップで映すのも印象的でした。

今回は異物ではなく、薬。そしてその薬で体の中のものを排出すること。今までと真逆な行為ですからね。

こうすることで夫との関係も途切れ、より新たな人生をスタートできるってことなんかな。

そのあとに流れた音楽もどことなくスッキリしたような、軽快な音楽が流れてフィナーレ。

「私は強くなった」「あなたのもとを去る」「私は変わる」みたいな歌詞が流れていました。

で、曲なんですが、下記のようですね。


Alana Yorke – Anthem

そしてこの作品の見どころでもあるのが、映像がすごく綺麗ってこと。

ここにフランスの要素が表れている気がする。(私そんなにフランス映画詳しくないけど)食事や部屋のインテリアの映し方とかちょっとおしゃれなんです。

異物を食すということにちなんで、普通の食事がすっごく不味そうに映っているのも独特。映像のフィルターかな?青系統だったし。

あれは彼女から見たら普通の食事は不味そうに見えるってことを伝えたいのかなぁ。

国によって映像の映し方って変わると思うのですが、ゴリゴリのアメリカ映画っぽいわかりやすい映し方でないのも特徴でしたね。

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