今回は、久々に鳥肌がたった不気味な映画「ザ・ギフト」について紹介したいと思います。
なんかパッと見あやしい隣人が定期的に不気味な贈り物を届ける感じのホラー映画かなって思ったんですけど、
最後の結末が不気味すぎて意外なものだったんです。
こういうストーリーはめずらしいな〜と思ったので、みどころを含めて感想を書きたいと思います。
※少しネタバレします。
映画「ザ・ギフト」の概要・あらすじ
概要
監督 | ジョエル・エドガートン |
製作国 | アメリカ、オーストラリア |
製作年 | 2015年 |
原題 | The Gift |
上映時間 | 108分 |
ジャンル | サスペンス |
キャスト | ジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホール、ジョエル・エドガートン ほか |
あらすじ
新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴードが現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める。出典:http://eiga.com/
最初はいい人そうだったのに、次第に不気味さを増していくゴード。
夫婦も身の危険を感じ徐々に距離を置こうとするのですが、夫が過去にやらかしていたある出来事が原因でゴードの行為はどんどんエスカレート。
妻の助言(というか命令)で夫はゴードに過去の過ちを謝罪をしに行くんですが、これがさらに火に油をそそぐかたちとり状況はさらに悪化。夫のクズさが露呈してしまう結果になりました。
最終的にゴードから最悪のプレゼントを受け取ってしまうことになるんです・・・・。
ザ・ギフトのネタバレ感想
要点ごとにお話ししていきますね!
日本のホラー映画のようなゾクゾクする恐怖感
次々と届くギフトへの恐怖、そして夫の過去を知っていく妻の夫に対する疑心と恐怖・・。人間の恐怖心と心情の変化をうまく映像化しているな〜と思いました。
最初はゴードだけがサイコパス感漂って怖かったんですが、夫の過去を知るうちに「この夫もなかなかやばいことしてたんじゃ・・?」と思うようになりました。
人にここまで不気味なことされるってどんだけ酷いこと過去にしたんだよ?って感じ。まぁゴードも遠い過去を今でもひきづっているなんて相当アレですが。
2人ともどっちもどっち間はあるなって思いながら次のギフトへの恐怖(というかある意味期待感?)が高まっていましたね。
人間の恨みのエネルギーってすごいと感じさせられる
ゴードが様々なギフトを夫婦に届けるのは過去の夫からされた事を恨んでいるからですが、復讐心って本当に厄介ですよねぇ。
夫も夫で素直に謝ればいいのに、ありえない謝り方というか。
「それどう見ても謝る態度じゃないだろ?」って行動が火に油をそそぐかたちとなってゴードはエスカレート。
物語的には面白い展開ですけどね。
謝って「ハイ!仲直り」ってのはちょっと拍子抜けしちゃうから。ホラーちっくな映画ですし。
でもここまで不気味な復讐を仕掛けてくるなんてゴードはサイコパス感が漂いすぎますね。
サイコパスによる復讐って予期せぬ展開を生みそうだから余計に怖さが増すなと感じました。
実際先が読めないギフトばかりでしたし。
ゴードからの最後の最後の贈り物とは?
この映画の一番の怖い部分が結末の「最後の贈り物」
映像そのままで判断するとゴードが奥さんをレイプしていたのだとすると生まれてきた子はゴードとの・・?
とも思いましたがそれがわからないまま映画は終了。
見る側に宿題残させる系って感じですね〜。
このもやもやを解決したく、映画ブログを見てみたら「あれはサイモンの子供」「ゴードは奥さんには危害を与えない。それを意味しているセリフがある」等々書いてあって、私もこっちの線が濃厚かなって思いました。
故に、不気味。「この子供は俺の子供でないかもしれない」「妻がレイプされていた」と考えることがすでに相当な苦痛。このように相手の心情をズタズタにすることがゴードの復讐だとしたら、それに匹敵する残酷さだとは思いました。
奥さんに害はなかった、という結果だとしても間接的に2人の復讐劇に巻き込まれてる感じでちょっと可哀想って思いました;
やられたらやり返すってのは当事者たちだけの問題で済まして欲しいものです。
まとめ
ジャンルでいうとホラーではなくサスペンスって感じではありますが、日本のホラーのような精神えぐられる系の不気味さはありましたね。
最後はちょっぴり胸糞だし。(ただし胸糞かどうかは観る人の解釈にもよります)
意味深だったり胸糞系作品が好きな人は楽しめると思いますね。