イケメンで明るいイメージのクリス・プラットが大切な存在を殺され、自身も陰謀に嵌められ復讐に燃えるハードなドラマ「ターミナルリスト」を鑑賞。
アマプラ オリジナルのドラマですけど金かけっぷりがえぐいですね。見応え抜群でした。正直前半は「うーん、微妙」と思っていたのですが後半からは暴走し始めて圧倒。
全体的に陰謀の闇と背景、そしてアクションシーンどれも面白かったです。
ネタバレありの感想をお話しします。
ターミナルリストの概要・あらすじ
- 原作:ジャック・カー
- 製作総指揮:クリスプラット、ジャック・カーほか
- 製作年:2022年
- キャスト:クリス・プラット、テイラー・キッチュ、コンスタンス・ウー、ショーン・ガン、パトリック・シュワルツェネッガー ほか
ターミナルリストのネタバレ感想
全話通しての感想です。
陰謀に嵌められ、仲間と家族を殺され復讐の鬼と化すクリス・プラットが、リストに書いた人たちを次々と襲うハードアクションドラマ。その陰謀ってのがなかなかの闇。
個人的にはドラマ版の「シューター」を思い出しました。映画版のシューターも好きで、陰謀に嵌められた射撃のプロが真相を暴く話。(こちらのページで紹介しています。)そいやボーンシリーズにも似てるかも。
明るいクリス・プラットなキャラとは真逆なシリアスで怒り狂った表情が続き、笑い要素ゼロ、完全シリアスな内容なのがよかった。復讐劇はこうでなくちゃ。
こういう復讐劇って対象が一庶民というよりかは、元軍人とかそういう元〇〇って方がアクションが映えますよね〜。ターミナルリストの場合はジェームズが元海軍の特殊部隊。
そんな彼が復讐するとか、絶対敵に回したくない存在ですよね。大切な家族を殺されたらもう怒りで我を失っているから後半はもうすごい暴走。
そうそう、このドラマ、前半まではちょっとイマイチに感じていたんです。任務中の映像や家族を失うシーン、そして主人公ジェームズの体の異変など前提知識的なシーンが続いてわりと平坦な演出が続くから、「もしかしてこのドラマアクションシーンとか控えめで主人公の心情に重きを置くタイプ?」と思っていたんです。
途中までは真相が分からないから、実はジェームズの幻想オチにならないよね?本当に陰謀よね?頭に損傷あるみたいだけど大丈夫よね?と心配しながらみたの私だけじゃないはず。
が、中盤からジェームズの暴走が加速。ここから面白く感じてきた人多いんじゃなかろうか。
あと、こういう陰謀系の作品は必ず助っ人キャラが出てきますよね。今回で言うと仲間のベン(結局敵だけど)や記者のケイティ。彼らの存在があるから復讐劇がうまいこと進むわけで。
結果として製薬業者や国防省やらいろんな存在が黒幕だったとということで決着。
全体的にはいろいろ悲しすぎたよ。薬の開発背景とかさ。PTSDとかさ・・。国のために戦ってるのにさ。
個人的には単なる復讐劇でも陰謀劇に止まらず、ただただその悲しい背景に虚無感すら感じた。
これ、映画にしても良いかもですね。てか映画並みの映像でした。やはりアメリカはドラマへの金のかけっぷりがエグいですね。日本ではまず見られない迫力満点なシーンの数々。題材的にも。
ってことでおすすめです。
クリスプラット好きな人にはまずおすすめしたい作品ですし、陰謀をテーマにした作品や復讐劇が好きな人もきっと楽しめる作品です。
ターミナルリスト出演のキャストに関して小ネタ
余談的な話ですが、ER緊急救命室のロマノ先生ことポール・マクレーンが出演してたことにびっくり。
私ロマノ先生が好きなので「あれ!?」と反応してしまいました笑
そしてクリスプラットについても一言。陽キャラでパパラッチに変顔やおかしなポージングすることで有名なクリスプラット。
ぜひTwitterで「クリスプラット パパラッチ」とかYoutubeで「chris pratt funny moments」と検索してみてください。笑えるからw
そして〜クリスプラットって実生活では、シュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーの娘ちゃんと夫婦。ほんでもって同じくシュワちゃんの息子、パトリック・シュワルツェネッガーもターミナルリストに出演しています。
義理の弟と共演していたんですね〜!