私はゾンビ系やエイリアン系など、グログロ映画が大好きでこれまでたくさんの作品を観てきました。
でもそういうゾンビ系映画はネタ切れ感があって、どれを観てもなんだかイマイチ。ああこういうパターンね(ふふ)って飽きている自分がいました。
なんかもっと新鮮味のある、新しいものはないのかな?と思って観てみた映画が「ワールド・ウォーZ」という作品。
これ、賛否両論で「ひどい」と言われていたりするのですが私は大好きです。ツッコミどころあるものの斬新な解決方法なんですもーん。
ということでネタバレ感想をお話ししますよ〜!
ゾンビ映画にゾンビドラマ。どれもパターン化してつまらなくなっている昨今
ゾンビ映画にゾンビドラマ、すっごい増えてここ最近はネタ切れというか見飽き感ムード。
どれもパターンが一緒で、わくわく感やドキドキ感も薄れてきたのは否めません。
そして多くの作品で「噛まれて感染して増えて、力で制圧して最終的に主人公が生き残る」というようなパターン化がされちゃっているんですよね。
私自身、観ててだんだんと先が予想できてしまって「う〜ん微妙かも」という感情に変わっていってしまったんです。
あ、ウォーキングデッドはあれはヒューマンドラマで別格で面白いから除きますけど;
ワールドウォーZの概要・あらすじ
概要
監督 | マーク・フォースター |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2013年 |
原題 | World War Z |
上映時間 | 116分 |
ジャンル | スリラー |
キャスト | ブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエラ・ケルテス ほか |
あらすじ
ストーリー
突如発生した謎のウィルスが瞬く間に世界中へと広がり、各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥る。元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリーは、旧知の仲の国連事務次官ティエリーに呼び出され、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受け、ウィルスの謎を解明するため混乱する世界へ旅立つ。 出典:http://www.cinemawith-alc.com/
ブラッドピッド演じるジェリーが家族と国を守るためにゾンビに立ち向かう作品です。
映画中盤までは、ほかのゾンビ作品と同じように、
ゾンビに街を襲われてうぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー感染ーーーー拡大ーーーーーと逃げまくるシーンがメインです。
ここまでは他のゾンビ映画と一緒。
ワールド・ウォーZのネタバレ感想
ゾンビは凶暴・走ってくるから緊迫感が大きい
ゾンビの種類が特徴的。ゾロゾロ襲ってくるんじゃなくて、凶暴で走ってくるゾンビ。
しかもめっちゃ早い!www
やっぱりそっちの方が観ている側としてはドキドキ感大きいですよね〜
個人的には確かイスラエルに行ったシーンで、際に塀をよじ登ってくる映像が圧巻だった。
「音が大きすぎる!止めろ!」と言っても時すでに遅し。
塀の中は天国だったのが、瞬く間に地獄と化したあの衝撃シーンは息を飲みましたし映像としてすごく楽しかったです。
安全な場所などない
凶暴なゾンビに襲われたら安全な場所に逃げるわけだけど、まさか飛行機の中にまでウイルスが忍び込んでいるなんて。
期待したけどやっぱり面白い感じに機内でも感染爆発した。
密閉された空間でしかも上空、1人が感染されたらそれが最後。
ゾンビ化まで12秒っていうスピードの速さだから、すぐゾンビランド化する飛行機への展開の速さは、見応えがありました。
映画ならではシーンは正直突っ込みたくはなる
ゾンビランド化した飛行機が墜落するじゃないですか。
あれ普通だったら生きれないでしょうよっ!と思うので映画ならではの展開っていうか映像と思いましたね。
さすが映画ならでは強靭な肉体・・(負傷はしたけれど)
でもこれ言ったらゾンビっていう設定すら現実味ないじゃないか!って話なんですけど笑
ゾンビの対抗手段として化学の力、ワクチン
ここが他の映画との違うとこよな〜って思います。力づくて争うんじゃなくて化学の力で対応するっていう。
元は謎の病原体によって感染し、そして拡大って感じなので、その病原体に対抗するにはワクチンってなるわけですね。
これはアイアムレジェンドにも似ているのだけれど。あれも科学者が血液?を必死に調べていたもんね。
そして最後のジェリー自身が一か八かで実験台になるシーン。若干「これ絶対成功するんパターンやん」って読めてしまいましたが、力で対抗しないというアイデアが良かったんです。
欲を言えば一度は失敗してさ、もうちょっと捻りを効かせてくれてもよかったですが・・笑(ないものねだり)
あと、相変わらずブラピが最強にかっこいい。ロングヘアが似合うったらありゃしない。いやマジでブラピってロングヘア似合うと思うのよ・・。
薬局の男について
薬局で物資を漁る人々で大混乱なシーンがありましたよね。
薬局で吸入器を探すジェリーの前に現れた男。
「やばい!!襲われる!!」と一瞬緊迫な空気が流れますが、欲しいものを男に伝えると、ケースから吸入器を3つほど取り出して渡してくれた。
さらにその後、「これも良い」とお薦め?の薬まで探して手渡されたジェリー。
このシーンで、男は拳銃を持っていたのにジェリーに対して親切に接した。
たぶん彼はジャンキーで(顔色悪かったし)、薬局を自分のテリトリーのようにしていたんでしょう。でも幼い我が子への吸入器を探しているジェリーに親切にした。
そんな大混乱な中でも人を思いやる気持ちを持っていた青年の姿に「あ・・」と心が揺らいだ人も多いだろうなと思いました。
見た目が怖そうでも危なそうでも、危機的状況でも、人としての心を忘れない人間もいる。そういったことを伝えたいのか?それを表現したいのかな?って私は感じました。
そう考えるとグリーンランドという映画も思い出しました。あれも人間の善悪をかなり表現している作品だったから。
妻がうざい?
ワールドウォーzをググると妻がうざいって文言が出てくるわけ。
どうやら主人公ジェリーの妻のキャラに「うざい〜」って思う人が一定数いるよう。
私が妻に抱いた印象は、別にうざいとは思わなくって、とにかく家族のことを第一に考えている妻って感じ。
ただ、あまりニコニコするキャラじゃないんですよ。てか全然笑わない。真顔がちょっと怖いんです。
だからまず第一印象として愛想ないキャラに映ったのかもしれない。まぁゾンビに襲われてて笑顔なんてなれませんからね・・・
ほんで、あの電話シーンよね。電話のタイミング悪すぎ問題。
普通に考えたら奥さんそこまで悪くないんだけど(だってそういう状況って知らな買ったから)まぁ演出上ね。
演出上、たまたま「妻よォォォォーーーー!怒」な役を担ってしまっただけで。
観ている側として、妻が無愛想だったせいもあり、それで苛立ちだったりうざいって感情に拍車がかかったんかなって。
ワールドウォーzは気まずいシーンある?
ないです。濡れ場シーンは一切なし!
妻と温もりのある抱擁シーンのみ。
ただし、ゾンビ映画ですのでグロいシーンは多々あります。
まとめ
ゾンビ映画としては、意外性があって新鮮なので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。